「Progateは意味ない」という意見には要注意。やる価値はある!メリットと使い方を解説
みなさんこんにちは。GeeKSalonライターのたかぱんです。この記事をお読みの方は、プログラミング学習サイトProgateは本当に価値のあるものが学べるか?といった不安をお持ちではありませんか?
実はプログラミング学習を始めようとProgateと検索すると「Progate 無駄」「Progate 意味ない」という検索候補が出てきてきます。
これではProgateやめておこうかなって思ってしまいますよね。しかし、結論から言うと、初心者にとっては挫折しにくい学習プラットフォームになっているため、プログラミングを始めようとしている人には、Progateはおすすめできる選択肢です。
この記事では、「なぜProgateは意味がないと言われているのか、また実情はどうなのか」を解説・考察し、「Progateを正しく使うための注意点」について紹介します。
実のところProgateにかぎらず、プログラミングスクールの検索候補でも「意味がない」と出てきます。そのため、「Progate 意味ない」といわれてる背景がわかれば、プログラミングスクールを選ぶ・実際学ぶときの参考になるのでぜひ最後まで読んでみてください。
目次
Progateは意味ないと言われる5つの理由
Progateは、「初心者から、作れる人を生み出す」を理念としたオンライン学習サイトです。初心者でもつまずくことが少ないようにイラスト中心ですぐ実践できるような環境を用意してくています。
それなのになぜ、Progateは意味がないのか?といわれるのしょうか。
調べてみたところ下記のような理由で「意味ない」と言われます。そのように言われているのは下記の5つの理由があるからです。
- Progateは簡単すぎる
- 無料だとコースがすくない
- 実際の開発環境と違う
- 問題解決力が養われない
- 実務の流れが養われない
ではプログラミングスクールのメンターをしていた筆者がこれらの意見について、本当にProgateは意味がない理由になるのか、検討していきます。
1. Progateは簡単過ぎる?→ いいえ、初学者にはちょうどいいレベルです。
確かに、Progateは初心者向けの学習プラットフォームであり、初歩的なプログラミング言語の学習に適していますが、簡単過ぎるために高度なプログラミングスキルを身につけることはできません。
しかし、初心者にとってはいきなり高度な技術は挫折の原因になります。Progateで学べることは、英語学習における文法の部分にあたります。英語初心者がいきなり英語長文を読めと言われたら、厳しいですよね。それと同じことです。
プログラミングでは、できることの積み重ねで成長する、右も左もわからない初学者にとってProgateははじめの一歩を踏み出しやすくしてくれる、学習サイトになっています。
2. 無料だとコースが少ない → その通りです。しかし、有料コースも非常に高額というわけではありません。
Progateは無料で使えるコースもありますが、有料コース(月額税込1,078円)にはより多くのコンテンツが含まれており、深い学習が可能です。
ちなみに無料でどのぐらい学べるのかというと、機械学習が有名なpythonでは全6コース中、1コースのみが無料です。コース体験のようなものですね。
そのため、本格的に学習をしようとする場合、月額の課金が必要になってきます。が、一つの言語を学ぶのであれば、約1~2ヶ月で終わりますので大体2000円ぐらいで修了することができます。ランチ2~3回分ぐらいです。
3. 実際の開発環境と違う →その通りです。
Progateはブラウザ上でのコーディングを提供しているため、実際の開発環境とは異なります。
本来プログラミングというのは自分のパソコンに、プログラミングの開発環境をダウンロードしてそこでプログラムを書くものです。それに対して、Progateだけでは開発環境をインストールする作業をすっ飛ばしています。そのため、そのあたりの知識はつけることができません。
しかし、自分で開発環境を整えようとすると、ディレクトリやOSの知識が必要になってくることに加えて、エラーもよく発生するため、おすすめできません。その点においては、開発環境がすでにブラウザ上に用意されているのはむしろ利点となってきます。
4. 問題解決力が養われない →その通りです。
Progateは、学習者が解決すべき問題を提供していますが、問題と回答が決められているため、問題解決力を養うことはできません。問題解決力を養うためには、実際自分でプログラミングを書き、エラーの解決を繰り返すことで身につくものです。
問題解決力を養いたい人は、自分で想像通りに動くコードを書き、その中で発生するエラーなどの問題を解決する、もしくはコーディングコンテストに参加するなどの手段があります。
5. 実務の流れを学べない →その通りです。しかし実務の流れを学ぶのはまだまだ先です。
Progateはプログラミングの基礎を教えるためのプラットフォームであるため、実務における流れやコードの品質管理、チーム開発などの実務的なスキルは身につけることができません。
しかしこれは一朝一夕で学べるものではないです。プログラムを自力で書けるようになってから、実際開発の現場で何年か経験を積むことで身につけることができます。これは1ヶ月〜半年間かけて学習するプログラミングスクールでも基本的には身につきません。もちろんプログラミング初学者にとっては、実務よりもコードが書けるようになることが重要なので気にする必要はありません。
Progateを使う4つのメリット
Progateには、上記で述べた批判的な意見もある一方で、以下のようなメリットもしっかり存在し最初の1歩には適したサービスなのでやる意味は大いにあります。
- 環境構築なしでコードが書き始められる。
- ゼロから一歩ずつすすめていける
- 自分にあう言語を見つけやすい。
- 周辺技術も学べる。
詳しく見ていきましょう。
1. 環境構築無しでコードを書き始められる
上でも一度書きましたが、初学者にとって環境構築は非常にハードルの高いものになっています。環境構築するときにエラーが発生し、知識がないのでエラー解決もできずに、そのままどうしようもなくなってプログラミングをやめてしまう人もいます。
それに対してProgateは、ブラウザ上に実行環境が用意されているため、環境構築なしでコードを書き始めることができます。
このように左側がテキスト、真ん中(黒い背景)がコードを書く場所、左が実行結果が表示されるようになっています。
2. ゼロから一歩ずつ進めていける
Progateは、レッスンが基礎~応用まで段階的に用意されています。実は、意外と難易度がぐんと上がるような教材がたくさんあるんです。
また、一度学習した内容は、復習がしやすく、次に進む前に確認することができます。
このように、Progateは初心者でも難易度差に翻弄されることなく、一歩ずつ着実に理解しながら学び進めることができるというメリットを持っています。
3. 自分に合う言語を見つけやすい
Progateでは、多数のプログラミング言語を学ぶことができます。
現在(2023年3月時点)ですと、以下の15コースを学ぶことができます。
- HTML & CSS
- JavaScript(ESS)
- JavaScript
- jQuery
- Ruby
- Ruby on Rails
- PHP
- Java
- Python
- SQL
- Go
- React
- Node.js
- Git
- Command line
環境構築不要で初学者にも優しい教材なので、気になる言語を試すのに使うのがおすすめです。このようにProgateは自分に合った言語を見つけることができるというメリットがあります。
4. 周辺技術も学べる
Progateは、プログラミングに必要な基礎知識を学ぶだけでなく、周辺技術についても学ぶことができます。例えば、上記のコースのGitやGitHub、Dockerなどの技術にも触れることができます。こういう周辺技術って学ぼうと思っても、存在を知らないとできないので初めからコースとしてあるのは大変ありがたいものです。
Progateの3つの注意点
1. 無料プランだけで済ませようとしない、月額1078円で計82レッスンが受けられる!
Progateには無料プランがありますが、受けられるレッスンがどのコースでも初歩的な部分で18レッスンしかありません。英語学習にたとえるとアルファベットの読み書きを習った段階になります。それだけでは何もできませんよね。
なので、無料プランだけで済ませようとせず、自分に合った有料プランにアップグレードすることも検討しましょう。有料プランにアップグレードすることで、無料の18レッスンに加えて、64レッスンが追加され、合計82レッスンを受講することができるようになります。
月額1078円でこれだけの講座がうけられるのは非常にコスパがいいです。もちろん高いと感じる人もいると思うのですが、プログラミングの書籍一冊と同じかそれより安い値段になっています。
やる気に溢れてる人は、一ヶ月課金して猛勉強して解約することもできます。
2. 時間をかけ過ぎない
初心者がProgateで学習することは大切ですが、Progateで過度に時間をかけることは避けるべきです。Progateは、初心者が文法を覚えコードを書けるようになるまでを手厚くサポートしてくれますが、それ以降はなにも助けになりません。
どのぐらいが辞め時か目安を設けるとすると、コースを一周したら、次のステップに進んで大丈夫です。文法を暗記しようとProgateを何周もするのはやめましょう。わからないときに検索をすればいいのです。
3. Progateが終わったら次のステップに進む
詳しくは次の章に記載しています!Progateが終わったら次のステップにすすみましょう。
Progateを学んだだけでは、エンジニアとして現場でコーディングができるようなスキルはついていません。
より実践的なスキルを身につけるためには、実際の環境を構築してみたり、既存のコードの解読をしてみましょう。
Progateが終わったら検討したい学習法
progateで基礎を身に着けたら、次は自ら手を動かしてなにかプロダクトを作ってみましょう。
作っているうちに、自分の理解できていない部分が判明したり、より深い知識を習得することができるようになります。
最初は大変ですが、作成する中で得られる知識や経験は今後の強い武器になるでしょう。
しかし、自力でプロダクトを作ろうとするとフレームワークやパソコンなど周辺知識が必要となってくるため、オンライン講座やプロダクトが制作できるプログラミングスクールに行くことがおすすめです。
詳しくは以下の記事で解説しているのでぜひこちらも併せて読んでみてください。
まとめ
ここまででProgateは、プログラミング初学者にとっては最適な環境であり使う意味のある学習サイトということがわかりました。
そしてProgateのメリットは、環境構築なしで多くの言語を簡単にためせること。注意点としてProgateを有料版を使うこと、周回しないこと、について説明しました。
GeekSalonとは大学生限定のコミュニティ型プログラミングスクールです。
GeekSalonはプログラミング未経験の大学生が7割以上です。文系理系関係なく、プログラミングを勉強しています。Progateだけでは物足りないなと感じた方はぜひおすすめになっています。
これ記事を読んで少しでもプログラミングを初めてみたいと思った人、どのように始めればいいのか不安な人は、是非GeekSalonの無料相談会に参加してみてくださいね。