【未経験必見】新卒社内SEになるのは可能?メリット・デメリットを解説!
まずはこの記事を開いていただきありがとうございます!
この記事をご覧の方は、「SEの働き方の中で社内SEってものがあることを知ったけど、実際どういう職業なんだろう?」や「社内SEはどうやったらなれるのかな?新卒でもなれるの?」「社内SEに将来性はあるのかな?」という疑問をお持ちの方が多いと思います。
この記事では、社内SEの業務内容、メリット・デメリット、新卒でのなり方について詳しく解説していきます!この記事をぜひ最後までお読みいただき、自分自身が社内SEの仕事に合っているか考えてみてください!
目次
SE(システムエンジニア)ってどんな職業?
近年、SE(システムエンジニア)という職業をよく耳にしますが、みなさんはSEがどんな仕事をしているかご存じですか?
SEとは、情報システムやソフトウェアの設計、開発、運用、保守を行う職業です。分かりやすく言うと、「コンピュータシステムやソフトウェアを作る専門家」のことをいいます。情報技術(IT)分野が著しく成長する中、SEの需要は年々高まってきています。
ところで、SEの働く場所はどんなところだと思いますか?実は、SEは大きく分けて下記の2つの働き方があるのです!
- 社内SE
- SESなどの委託系
以下でそれぞれの詳細を説明します。
社内SE
社内SEとはその名の通り、自分が所属する企業の中(社内)でシステムの設計・開発・運用・保守を行います。自社のシステムやインフラを管理し、社内ユーザーからの問い合わせやトラブルに対応します。社内の他部門と密接に連携し、ニーズを理解しながらシステムを改善していくことが求められます。
社内SEの年収は経験年数や地域によって変動します。
SESなどの委託系
SES(システムエンジニアリングサービス)とは、外部クライアントの要求に応じたシステム開発やIT関連サービスを提供します。複数のクライアントのプロジェクトに携わることが一般的で、契約内容も様々です。クライアントと直接やり取りをしながら、要件定義や進捗報告を行うことが求められます。
SESの年収も社内SEと同様に、経験年数や地域によって変動します。
社内SEが勝ち組と言われている理由は?
「SEには社内で働く社内SEという働き方と社外で働くSESなどの働き方があることは分かったけど、ぶっちゃけどっちの方がいいの?」と思っている方も多いのではないでしょうか?もちろん、それぞれに異なった魅力があるのですが、「社内SEは勝ち組」と言われることも多いようです。一例ですが、社内SEが勝ち組と言われている理由には以下のようなものがあります。
- 上流工程に関わりやすい
- 比較的裁量権が高い
- ワークライフバランスが比較的整っている
- 帰属意識が持ちやすい
上流工程を経験する機会が多い
社内SEは上流工程を経験する機会が多いです。上流工程とは、システム開発やプロジェクト管理において、プロジェクトの初期段階のことを指します。分かりやすく言うと、クライアントのニーズを理解する「要件定義」や開発の計画を立てる「プロジェクト計画」を経験する機会が多くあります。SESなどでは、プログラミングやテストなど、実際の開発業務である下流工程に従事することが多いのに対して、開発以外の業務に携わる機会があることは、将来のキャリアアップにもつながります。
裁量権が多い
先程、社内SEは上流工程を経験する機会が多い、と説明しました。それに関連する部分にもなりますが、社内SEは、クライアントから指示された条件に沿って開発を行うのではなく、自社のシステム開発や運用全体に関わることができます。そのため、環境づくりやツールを自分たちで選定することができるなど、ある程度裁量権を持って仕事を行うことができます。
ライフワークバランスが比較的整っている
社内SEは基本的に社内での業務になるため、ワークライフバランスがとりやすいと言われています。
社外で働くSESなどは、クライアントの要望に応じて柔軟に動く必要があるため、急な変更や業務の追加によって労働時間が不規則になる場合があります。また、クライアントの就業時間に合わせる必要があるので、自分自身で働く時間を調整できない、というデメリットもあります。
一方で、社内SEは自分が所属する企業の中(社内)での勤務になるため、定時内で勤務ができたり、フレックス制度を用いて働く時間を調整したりしやすいというメリットがあります。もちろん、有給制度など、企業の福利厚生も使いやすい傾向にあります。
帰属意識が持ちやすい
社内SEは自分が所属する企業の中で働くため、帰属意識が持ちやすいです。
社外で働くSESなどは、定期的に働く場所やメンバーが変更します。そのため、自分がどこで働いているのかが曖昧になってしまい、帰属意識が持ちにくいというデメリットがあります。また、働く場所が自分に合わなかった場合、そこで働くことにしんどさを感じてしまう恐れもあります。
一方で、社内SEであれば、自分がその企業の一員である、という自覚を持って働くことができます。社内の人との交流も密に行うことができるため、安心感を持ちながら安定した働き方ができるという特徴があります。
社内SEの将来性ってどうなの?社内SEになるメリット・デメリットとは?
「社内SEは良いと言われている理由は分かったけど、デメリットはないの?」
と気になった方が多いのではないでしょうか?もちろん、社内SEにもメリット・デメリットがあります。以下では、社内SEのメリット・デメリットについて詳しく説明します!
社内SEのメリット
社内SEのメリットには以下のようなものが挙げられます。
- 特定の知識が蓄積される
- さまざまな業務に携わることができ、キャリアパスが広がる
- コミュニケーションを密に取ることができる
- スケジュールが調整しやすい
- 同じ場所で働くことができる
特定の知識が蓄積される
社内SEは、自社内のシステム開発や運用に長期的に携わることができます。そのため、特定の業界やビジネスに特化したスキルや知識が蓄積され、他の企業に対して競争力を持つことができます。
さまざまな業務に携わることができ、キャリアパスが広がる
社内SEは、技術やツールだけではなく、人事やマーケティングなど、社内の様々な業務に携われる機会があるため、幅広い業務知識も得ることができます。身に付けた幅広い技術や知識は、キャリアアップや転職にもつながるでしょう。
コミュニケーションを密に取ることができる
SESなどが対象にするユーザーが社外のクライアントであるのに対して、社内SEのユーザーは自社の社員です。そのため、コミュニケーションをより密にとることができ、要件のヒアリングや問題解決をより円滑に行うことができます。
スケジュールが調整しやすい
SESなどの仕事は主に、外部のクライアントから受注したものになるため、納期までに完成させることが重要です。そのため、期限に間に合いそうになかったり、期限直前にトラブルが発生したりした場合には、残業が発生する恐れがあります。一方で、社内SEはあくまで自社内のシステムの開発や保守が仕事のメインになるため、仕事のスケジュールを調整しやすいというメリットがあります。
同じ場所で働くことができる
SESなどはプロジェクトによってクライアント先に常駐することも多いため、働く場所が不規則に変化する傾向があります。一方で、社内SEは自社内での勤務やリモートワークでの勤務になる場合が多いため、知っている場所で安心して働くことが可能です。
社内SEのデメリット
社内SEのデメリットには以下のようなものが挙げられます。
- 新しいスキルを習得しにくい
- 業務内容が多い
- 他部署の業務理解に手間がかかる
- 業務量が増えることがある
- 正当な評価を受けにくくなる恐れがある
新しいスキルを習得しにくい
社内SEは、企業の特定のシステムや技術に特化していることから、他のスキルを身に付ける機会が少ないというデメリットがあります。また、組織の体制や文化によっては、新しい技術を導入することが難しく、最先端の技術には触れにくいかもしれません。
業務内容が多い
社内SEは設計、開発、運用、保守など、企業のシステム全般を担当するため、特定の業務を行うSESなどに比べて業務内容が多く、大変と感じてしまう可能性があります。また、自分自身の本来の業務に加え、社内のシステムがダウンするなどの緊急事態にも柔軟に対応する必要があるため、業務をうまく調節する力が求められます。
他部署の業務理解に手間がかかる
社内SEは、社内の他の部門の業務を深く理解する必要があります。そのため、それぞれの業務時間に時間がかかってしまい、本来の技術業務に時間が思うようにかけられないことがあります。また、それぞれの部門との円滑なやり取りのために、学習やコミュニケーションが求められます。
業務量が増えることがある
企業によっては、予算や人員が限られているため、社内SEが十分に確保されていない場合があります。その場合、代替がいない状態で作業を行う必要があるため、一人一人の業務量が増える可能性があります。
正当な評価を受けにくくなる恐れがある
社内SEは、直接的に企業の成果や利益に関わる部分ではない場合も多いため、社内で正当な評価を受けられないこともあります。そのため、時には仕事のモチベーションを維持することが難しくなるかもしれません。
新卒で社内SEになるのは可能?
ここまで社内SEの業務内容やメリット・デメリットについてお伝えしてきましたが、学生の皆さんの中には「新卒で社内SEになることはできるのかな?」と気になっている方もいるのではないでしょうか?
結論、新卒で社内SEになることは不可能ではありません。しかし、非常に難しいのが現状です。難しい理由としては、以下のようなものが挙げられます。
- 実務経験がない状態での求人が少ない
- 競争が激しい
実務経験がない状態での求人が少ない
社内SEの採用は「中途採用」が多いです。SEは業務上、即戦力が求められます。そのため、実務経験が少ない新卒よりも、多くのプロジェクトや開発に携わってきた経験者の方が採用されやすい傾向にあります。一方で、数は少ないですが、社内SEに「新卒枠」を設けている企業もあります。
競争が激しい
先ほども申し上げた通り、社内SEはワークライフバランスが整っていたり、企業の中で安定して働けたりすることから、人気の高い職種であります。そのため、競争率が高くなる傾向があり、優秀な学歴や経験を持つ人が採用されやすい傾向にあります。
新卒で社内SEになるために学生のうちからやるべきこと6選!
新卒で社内SEになることは難しいと述べましたが、きちんと対策を行えば社内SEになることも夢ではありません!
ここでは、新卒で社内SEを目指すためにやっておくべきことを6つ紹介します。
- 業界理解をする
- 資格を取得する
- コミュニケーション能力をつける
- 基礎知識を習得する
- ポートフォリオを作る
- インターンシップやアルバイトで経験を積んでおく
業界理解をする
IT関連の仕事も様々であり、社内SEはそのうちの一つにすぎません。そのため、IT系の仕事にはどんなものがあるのか、他のIT全体の業界理解をしたうえで、なぜ社内SEになりたいのかをまとめておくことが大切です。
資格を取得する
実際にIT関連の資格を取得しておくと、知識の証明になり、就職活動でアピールすることができます。IT系の資格としては、ITパスポートや基本情報技術者試験などがあります。
コミュニケーション能力をつける
社内SEは社内の様々な人とコミュニケーションを取る必要があります。そのため、学生のうちから様々な人と関わりを持ち、コミュニケーション能力を高めておくことが大切です。
基礎知識を習得する
社内SEを目指すことに限らず、IT関連の企業に就職したいのであれば、ITの基礎知識を身に付けておくことがおすすめです。プログラミング言語などに触れる機会を作ってみると、さらに知識を深めることにつながります。
ポートフォリオを作る
プログラミングを学ぶのであれば、実際に成果物を作ってみることが大切です。自身の成果物をまとめた資料や集まりのことをポートフォリオと呼びます。面接や就職活動の際に、ポートフォリオを提示することで、具体的な実績をアピールすることができます。
プログラミング未経験・ポートフォリオ未作成の大学生はGeekSalon!
GeekSalonは大学生限定のプログラミングコミュニティです。GeekSalonでは、3か月で自分自身のプロダクトを制作することができます。そのため、就活までに時間がない大学生でもポートフォリオを作ることが可能であり、非常におすすめです!文系やプログラミング未経験の受講生も多く、安心して受講することができます。メンターも大学生であるため、年齢が近く、非常に打ち解けやすい環境になっています。
インターンシップやアルバイトで経験を積んでおく
実際にインターンシップやアルバイトに参加することで、ITの技術を実践的に身に付けることができます。特に社内SEの業務に関連する経験があれば、なおさら社内SEになる夢は近づくでしょう。
しかし、人気の企業などでは、インターンシップやアルバイトの応募でもポートフォリオが求められる場合があります。そのため、ポートフォリオを制作しておくことは非常に重要になります。
まとめ
いかがでしたか?社内SEを魅力的に感じていただけていたら嬉しいです!
社内SEではなくとも、SEの需要は年々高まってきています。最近では未経験可のIT企業の採用も増えてきていますが、大学生のうちにプログラミングの経験を積んでおけば、IT関係の就職可能性は非常に高まります!
プログラミングを学ぶにあたって、①独学で行う➁スクールに通う、といった方法があります。しかし、未経験での独学は非常に難しく、挫折することも少なくありません。スクールは金銭面や通学形態など、不安な要素が多いかと思います。
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