CSSをゼロから学ぶ!初心者向け練習方法とおすすめ勉強サイト7選

ウェブ制作の基礎として必須のCSS。
「見た目を自由にカスタマイズしたい」「プロのようなサイトを作りたい」そんなあなたに、CSSの基本から効率的な学習法までをわかりやすく解説します。
この記事を読んで、練習方法を理解してCSSをマスターしましょう!
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CSSとは?なぜCSSを学ぶ必要がある?
近年、ウェブサイトの重要性はますます高まっています。情報発信、ビジネス、趣味の紹介など、多種多様な目的でウェブページが活用されている今、サイトの「見た目」や「使いやすさ」が訪問者の印象を大きく左右します。
この「見た目」を自在にコントロールできる技術がCSS(カスケーディング・スタイル・シート)です。CSSは、HTMLで構成されたページに対して、色彩、フォントサイズ、配置、レイアウトなどを指定し、ユーザーにとって魅力的でわかりやすいデザインを実現します。
HTMLが家の骨組みを作るのに対し、CSSはその家を彩る壁紙や家具のような役割を果たします。たとえば、同じ「こんにちは!」の文章でも、CSSを使うと文字の色や大きさを変えて、見る人に与える印象をがらりと変えることができます。
ウェブ制作を始めるなら、CSSの理解は避けて通れません。この記事では、CSSの基本から学習方法、さらには効率的にスキルを身につけるためのおすすめツールやプログラミングスクールについて、詳しく解説していきます。
ウェブページは、基本的にHTML(HyperText Markup Language)で構成されています。HTMLは文章や画像、リンクなどの「構造」を作る言語であり、ページの中身を決める土台の役割を担います。
しかし、そのままのHTMLだけでは、文字が単調に並んだ味気ないページになってしまいます。そこで、ページの「見た目」や「デザイン」をコントロールするのがCSS(Cascading Style Sheets)です。CSSを使うことで、文字の色や大きさ、背景の色、画像の配置、余白などを自由に指定できるようになります。
HTMLについて詳しく知りたい方は、ぜひ下記の参考記事もご覧ください。
では、なぜCSSを学ぶ必要があるのでしょうか?
その理由は下記の4つです。
- 見た目を魅力的に整えるため
- レスポンシブデザインを実現できる
- チーム制作や就職活動に役立つスキル
- JavaScriptや最新フレームワークの理解に繋がる
以下でそれぞれの詳細を解説します。
見た目を魅力的に整えるため
訪問者が最初に目にするのは、ページのデザインです。整ったレイアウトや配色は、情報の理解を助けるだけでなく、サイトの信頼感を高め、ユーザーの満足度を向上させます。反対に、見づらいページはすぐに離脱されてしまうこともあります。CSSは、こうしたユーザー体験を左右する重要な役割を担っています。
レスポンシブデザインを実現できる
スマートフォンやタブレット、パソコンなど、多様なデバイスで閲覧される現代において、画面サイズに応じて最適な表示を行うレスポンシブデザインは必須です。
CSSのメディアクエリを使えば、デバイスごとにレイアウトやフォントサイズを変えることができ、快適な閲覧環境を提供できます。
チーム制作や就職活動に役立つスキル
Web制作の現場ではHTMLとCSSは必須スキルです。
UI/UXデザイナー、マーケター、フロントエンドエンジニアなど多くの職種でCSSの理解が求められ、学んでおくことで就職や転職の際にも大きな強みになります。
JavaScriptや最新フレームワークの理解に繋がる
近年人気のReactやVue.jsなどのフロントエンドフレームワークでも、CSSの知識は欠かせません。例えば、コンポーネント単位でスタイルを管理する技術や、CSS-in-JSなどの手法を理解するには、CSSの基礎をしっかり押さえる必要があります。
このようなことから、CSSは次のような人におすすめです!
- ウェブサイトを自分で作ってみたい人
- ブログやポートフォリオをオシャレにしたい人
- デザインやマーケティングに興味がある人
ここからは、実際にCSSを学ぼうと思っている方向けに、CSSについてより詳しく述べていきたいと思います。
CSS初心者が最初に知っておくべき基本知識とは?
まずは、最初に知っておくべき基礎知識です。順番に解説していきます!
CSSの3つの書き方(インライン、内部、外部)
CSSには主に以下の3つの書き方があります。
それぞれ特徴があるので、目的に応じて使い分けましょう。
- インラインCSS
- 内部CSS
- 外部CSS
インラインCSS
HTMLのタグ内に直接スタイルを指定します。小さな変更に便利ですが、大規模な管理には不向きです。
<p style="color: red;">こんにちは</p>
内部CSS
HTMLファイルの<head>
タグ内にスタイルを書く方法です。1つのページ内で完結させたいときに使います。
<style>
p {
color: red;
}
</style>
外部CSS
CSSを別ファイル(.css)として作成し、HTMLからリンクする方法です。複数ページで同じスタイルを使いたい場合に便利で、実務でもよく使われます。
<link rel="stylesheet" href="style.css">
セレクタ・プロパティ・値の基本構造
CSSは「どの要素に」「何を」「どうするか」を指定するルールで構成されています。
p {
color: red;
font-size: 18px;
}
- セレクタ:
p
(対象のHTML要素) - プロパティ:
color
やfont-size
(変更したいスタイルの種類) - 値:
red
や18px
(具体的なスタイルの内容)
この3つの要素を正しく使うことで、HTMLにデザインを与えることができます。
よく使うプロパティ
はじめに覚えておくと便利なプロパティをいくつかご紹介します。
プロパティ | 内容 | 例 |
---|---|---|
color | 文字の色を設定する | color: blue; |
font-size | 文字の大きさを設定する | font-size: 16px; |
background-color | 背景色を設定する | background-color: yellow; |
margin | 要素の外側の余白を設定 | margin: 20px; |
padding | 要素の内側の余白を設定 | padding: 10px; |
border | 枠線をつける | border: 1px solid black; |
text-align | 文字の配置を指定する | text-align: center; |
これらを組み合わせることで、文章を中央に寄せたり、背景に色を付けたり、枠線を引いたりと、さまざまな表現が可能になります。
現在では、スマートフォンやタブレット、パソコンなど、さまざまな画面サイズで快適に閲覧できるウェブサイトが求められています。これを可能にするのが「レスポンシブデザイン」です。
レスポンシブデザインでは、CSSの「メディアクエリ」という機能を使って、画面サイズに応じてスタイルを切り替えます。たとえば、スマホ画面では文字を大きくしたり、ボタンを縦に並べたりし、PC画面では横並びのレイアウトを使う、といった調整が可能です。
以下はメディアクエリの簡単な例です。
/* PC用スタイル */
body {
background-color: lightblue;
}
/* 画面幅600px以下(スマホ向け) */
@media screen and (max-width: 600px) {
body {
background-color: lightcoral;
}
}
このコードは画面幅が600ピクセル以下の場合に背景色を変える例です。
レスポンシブデザインを理解して使いこなすことは、モダンなウェブ制作において非常に重要なスキルです。
初心者におすすめのCSS練習方法を解説!
CSSは、書いて試して、失敗して直すという体験を通じて理解が深まる技術です。ここでは、初心者が効率よく学べる練習方法を4つ紹介します。
1. コードを書いて体で覚える
知識を頭の中に留めるだけでなく、実際に自分でコードを書いて動かすことが最も効果的です。例えば、文字の色を変えたり、背景色を付けたりする簡単なスタイルから始めて、手を動かす習慣をつけましょう。エラーや思い通りにいかない部分を自分で調べる過程もスキルアップに繋がります。
2. 模写コーディングを絶対にする!
模写コーディングとは、既存のシンプルなWebページや公式の教材を見ながら、そっくりそのまま再現する練習する方法です。プロの作ったデザインや構造を模倣することで、実践的な技術やコーディングのコツを吸収できます。最初は小さなページやパーツ単位から始めるのがおすすめです。
3. パーツ単位で練習する
ボタンやナビゲーションバー、カード型レイアウトなど小さな部品ごとにCSSを書いてみると、特定のプロパティやテクニックに集中できます。これを積み重ねていくと、複雑なページもスムーズに作成できるようになります。
4. 自分のサイトを作成してみる
基礎がわかってきたら、自分の趣味やポートフォリオのために簡単なサイトを作ってみましょう。自分の好きなテーマならモチベーションも続きやすく、学習成果を形に残せます。作成中に生じる疑問や問題を解決しながら学ぶことで、一層理解が深まります。
この4つを繰り返すことで、初心者でも確実にCSSが使いこなせるようになります。まずは一歩踏み出して、今日からコードを書き始めてみましょう。
練習を継続するためのコツとモチベーション維持法とは?
CSS学習はマラソンのようなもの。継続が上達の鍵ですが、途中で挫折しがちなのも事実です。ここでは、モチベーションを保ちながら学習を続けるためのコツを紹介します。
- 小さな目標を設定する
- 学習の記録をつける
- 好きなテーマを見つける
- 仲間を見つける
- 完璧を求めすぎない
小さな目標を設定する
「完璧にマスターする」ではなく「今日はボタンの色を変える」「明日は見出しの装飾を覚える」など具体的で達成しやすい目標を立てましょう。達成感がモチベーションを支えます。
学習の記録をつける
SNSやブログで進捗を公開したり、日記やノートに書き留めたりすると、自分の成長が目に見えてわかります。周囲の反応も励みになります。
好きなテーマで作る
自分の興味に合ったサイト作りに取り組むと、作業が苦にならず楽しく続けられます。架空のショップや趣味の紹介サイトなど自由に設定しましょう。
仲間を見つける
勉強会やオンラインコミュニティに参加して同じ目標を持つ仲間と交流すると、刺激を受け、質問しやすくなり継続しやすくなります。
仲間を見つけたい方は、「プログラミングコミュニティ」がオススメです。ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
完璧を求めすぎない
最初はコードの正しさやデザインの美しさにこだわりすぎず、「動く」ことを優先しましょう。徐々に改善していく姿勢が大切です。
CSSの学習はマラソンのようなもの。焦らず、でも止まらずに、一歩ずつ進んでいくことが上達への近道です。
CSSの学習は長期戦になることも多いため、無理のない計画を立てることが大切です。
例えば、1日30分から1時間程度の学習時間を確保し、1ヶ月目は基本プロパティや簡単な模写に集中します。2ヶ月目からはレスポンシブデザインやパーツ作成に挑戦し、3ヶ月目以降にオリジナルサイトの制作を進めるのがおすすめです。
小さな目標を積み重ねて学習を続けることで、着実にスキルアップが見込めます。
CSSの理解を深めるためのおすすめ学習ツール7選
CSSをしっかり理解するには、複数の学習手段を組み合わせるのがおすすめです。ここでは、サイト・書籍・動画など、初心者が取り組みやすい学習ツールを7つご紹介します。
- MDN Web Docs(Mozilla)
- Progate
- ドットインストール
- いちばんやさしいHTML5&CSS3入門教室(書籍)
- CSS-TRICKS
- YouTube
- プログラミングスクール
MDN Web Docs(Mozilla)

世界中のWeb開発者が参考にしている公式レベルのドキュメントサイト。CSSのプロパティや書き方が詳しく解説されており、正確な情報を得たいときに役立ちます。
▶ MDN Web Docs – CSS
Progate

スライド形式で学べる初心者向けオンライン学習サービス。CSSの基礎をわかりやすく解説しており、演習問題で手を動かしながら学べます。
▶ Progate
ドットインストール

1本3分程度の短い動画で学べるプログラミング学習サービス。CSS入門シリーズがあり、空いた時間に少しずつ進められます。
▶ ドットインストール
いちばんやさしいHTML5&CSS3入門教室(書籍)

初心者向けのロングセラー入門書。カラフルな図解とサンプルコードで、CSSの仕組みが視覚的に理解できます。
▶ いちばんやさしい HTML&CSS 入門教室
CSS-TRICKS

海外の人気Webメディアで、CSSの便利テクニックや最新情報を発信。中級以上の内容もありますが、実例付きでわかりやすい記事が多いです。
▶ CSS-TRICKS
YouTube「Tech Academy」や「侍エンジニア」チャンネル
無料でCSSの使い方を学べる動画が豊富。画面を見ながらコードを書けるため、手順がイメージしやすいのが魅力です。
プログラミングスクール
独学が難しいと感じたら、短期間で効率よく学べるプログラミングスクールも選択肢に入ります。
講師に質問できる環境や、実務に近い制作課題があるため、実践力を身につけやすいのが特徴です。
CSSは単なる学習対象にとどまらず、実務でも非常に重要な技術です。
例えば、企業のコーポレートサイトやECサイト、ブログなど、多種多様なウェブページの見た目を整えるために使われています。広告やマーケティング分野では、キャンペーン用のランディングページ作成にも必須です。
さらに、ReactやVue.jsなどの最新フロントエンドフレームワークでは、CSSの知識が前提とされており、動的で複雑なユーザーインターフェースを作る上で欠かせません。
このようにCSSのスキルは幅広い業界で求められており、身につけることで多くの場面で活躍が期待できます。
Web制作を本格的に学びたい方は、プログラミングスクールがおすすめ!
プログラミングスクールに通うメリットとは?
現代社会において、プログラミングスキルはますます重要視されています。独学で学ぶことも可能ですが、プログラミングスクールに通うことで得られるメリットは多くあります。ここでは、その主な利点を紹介します。
1. 効率的かつ体系的に学べる
プログラミングスクールでは、初心者でも無理なく学べるように体系的に設計されたカリキュラムが用意されています。独学では情報の取捨選択に迷いがちですが、スクールなら最適な学習順序でスキルを着実に習得可能です。
2. 講師から直接サポートを受けられる
独学ではつまずいた時に解決が難しいことも多いですが、スクールでは経験豊富な講師がリアルタイムで疑問に答えてくれます。わからないポイントをすぐに質問できる環境は、理解を深める大きな助けになります。また、課題に対するフィードバックを受けられるため、自分の弱点や改善点を具体的に把握しやすいのも特徴です。
3. 学習のモチベーションの維持につながる
同じ目標を持つ仲間と学べる環境があることもスクールの大きなメリットです。定期的な課題提出やグループワークを通じて刺激を受け合い、挫折しにくくなります。また、講師やスタッフからの励ましやサポートが、長期間の学習を継続する力となります。
4. 実務に近いスキルとポートフォリオを作成できる
多くのスクールでは、実際の開発現場に近いプロジェクト制作をカリキュラムに含んでいます。これにより、単なる知識習得にとどまらず、現場で使える実践的なスキルを身につけることが可能です。さらに、自分の制作物をポートフォリオとしてまとめられるため、就職や転職活動時に大きな武器になります。
5. 就職・転職サポートが充実している
初めてIT業界に挑戦する場合、求人探しや応募書類の作成、面接対策はハードルが高いものです。プログラミングスクールは多くの場合、企業との連携や求人情報の提供、履歴書添削、面接練習などのサポート体制が整っており、安心してキャリアチェンジができます。特に未経験者向けの求人を紹介してくれるスクールも多く、初めての就職活動を心強く支援してくれます。
これらのメリットにより、短期間で効果的にスキルを身につけ、IT業界への第一歩を踏み出せるのがプログラミングスクールの大きな魅力です。
もちろん、自分に合ったスクールを選ぶことが重要なので、カリキュラム内容やサポート体制、料金、口コミなどをよく比較検討しましょう。
プログラミングスクールは多くのメリットがありますが、選び方には注意が必要です。
まず、カリキュラムの内容が自分の学びたい分野に合っているかを確認しましょう。フロントエンド寄りなのか、バックエンドも学べるのか、目的に合わせて選ぶことが大切です。
また、講師の質や質問対応の体制、就職支援の有無も重要なポイントです。口コミや評判、無料体験を活用して、実際の雰囲気やサポート体制をチェックすると良いでしょう。
料金の安さだけで選ぶのは避けましょう。サポートが手薄だったり、教材が古いスクールもあります。費用対効果をよく検討し、無理なく続けられるスクールを選ぶことが成功の秘訣です。
大学生がプログラミングを学ぶならGeekSalonがオススメ!
大学生限定のプログラミングスクールGeekSalon(ギークサロン)では、未経験からでも最短3か月でオリジナルのWebサービスやアプリを完成させることができます。

CSSの基礎を学んでから、実際にプロダクトを作ることで、より実践的なスキルを身につけることが可能です。
GeekSalon(ギークサロン)には、以下のような特徴があります。
- 1日2時間程度の学習でOK
- メンターが徹底サポート
- 作りたいものを自由に開発できる
- 仲間と一緒に学べる
1日2時間程度の学習でOK
GeekSalonのカリキュラムは、大学生の忙しい生活を前提に設計されています。毎日2時間ほどの学習を続けるだけで、3ヶ月後には自分のアプリやサービスを完成させることができます。
対面・オンラインの両方に対応しているため、スケジュールに合わせて柔軟に学習を進められる点も魅力です。
メンターが徹底サポート
受講生一人ひとりに大学生メンターがつき、学習や開発をマンツーマンでサポートします。
技術的な質問はもちろん、開発の進め方やアイデアの磨き方まで丁寧にアドバイスをもらえます。独学でよくある「わからないまま時間だけが過ぎる」という不安が解消され、安心して学習を継続できます。
作りたいものを自由に開発できる
GeekSalonでは、最終的にオリジナルプロダクトを作成しますが、その内容は受講生が自由に決められます。自分が欲しいと思ったサービスや、身近な課題を解決するアイデアを形にできるのは大きな魅力です。こうして生まれた成果物は就活の場でも強力なアピール材料となり、自己PRにも直結します。
仲間と一緒に学べる
受講生は大学生限定なので、年齢や生活スタイルが近い仲間と一緒に学べます。同じ目標を持つ仲間がいることで、疑問や悩みを気軽に相談でき、モチベーションも高まりやすい環境です。受講期間中は交流企画も開催されます。中には卒業後も一緒に開発や起業をするパートナーになったケースもあり、人脈づくりの場としても魅力的です。
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