ガクチカ・自己PRでプログラミング経験をアピールするコツを例文つきで解説【文系もOK】

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就職活動をしている方々は、ガクチカという言葉を聞いたことがあるかと思います。就職活動において、学生時代に力を入れたことを略してガクチカと呼ばれています。その中で、「コロナ禍でガクチカエピソードない。」であったり、「ガクチカはあるけど、面接で話せるレベルではない。」といった方々がいらっしゃるかと思います。

プログラミングができる・経験があるということは就職活動においてガクチカになります。今回はどのようにガクチカとして使うのか、また未経験の人はどうするべきかについて紹介していきます。

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どの程度のプログラミング経験があればガクチカ・自己PRになる?

IT人材不足が叫ばれている昨今、プログラミング経験が全くなくても入社できるIT系企業は多いです。サークルやバイトなどITと一見関係がなさそうな内容のガクチカや自己PRに使うことができます。

その上で、IT企業でエンジニアとして働くなら、業務と直接関係があるプログラミング経験をガクチカや自己PRに用いることをお勧めします。プログラミング経験がある学生ならIT分野への興味や熱意を企業側に評価してもらう点で他の学生より大変有利です。

では、どの程度のプログラミング経験があればガクチカや自己PRで評価してもらいやすいのでしょうか。評価してもらいやすい指標として2つあります。

  1. ポートフォリオの作成
  2. 資格取得

ポートフォリオの作成

1つの指標としてはポートフォリオがあります。エンジニア就職におけるポートフォリオとは、Webアプリケーションやスマホアプリなどの成果物のことを指します。

ポートフォリオを作ることのメリットは、自分のスキルレベルを客観的に企業に提示することができる点です。

ポートフォリオの作成によって純粋なプログラミングの知識や技術力だけでなく、通常数ヶ月以上の時間がかかり、コツコツやり切る力や、成果物の作成過程でぶつかるエラーを解決する問題解決能力などさまざまなアピールポイントを引き出すことができます。

ポートフォリオを作る以外にも基本情報技術者やITパスポートなどIT資格を取得するなどによってIT技術への理解度や知識をアピールする方法もあります。

資格取得

資格を取得することで、一定のスキルを持っていることを証明することができます。エントリーシートや履歴書の欄に「保有している資格を書いてください」という欄があります。そこに書くことができます。

具体的にアピールできる資格について簡単に説明します。

ITパスポート

ITパスポートとは、、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。出題範囲はストラテジ系(経営全般)が35問程度、マネジメント系(IT管理)が20問程度、テクノロジ系(IT技術)が45問程度の計100問となっています。

総合評価点が600点以上で尚且つ各分野それぞれ300点以上を超えていることが合格の基準となります。

基本情報技術者

「情報処理の促進に関する法律」に基づき、情報処理に関する業務を行う者の技術の向上に資するために経済産業大臣が行っている国家試験になります。IT業界への登竜門として人気の国家試験となっております。

基本情報技術者試験はITパスポートと以下のような違いがあるとされています。

まず、共通キャリア・スキルフレームワークにおいてITパスポート試験はレベル1ですが、基本情報技術者は一段上のレベル2です。共通キャリア・スキルフレームワークのレベル2では「基本的知識・スキルを有し,一定程度の難易度又は要求された作業について,その一部を独力で遂行できる」能力が要求されるため、すべての分野について範囲や問われる知識の深さが一ランク上になります。ITパスポートではテクノロジ系では導入部分しか出題されませんが、基本情報技術者では情報システムを開発する上で必要となる知識がひと通り問われるので、相当なレベルアップを感じることと思います。

顕著な違いとしては、やはり「プログラミング」に関する知識・技能が強く求められることです。2022年(令和4年)4月からITパスポート試験でも流れ図やアルゴリズムの種類などプログラミングの基礎的な部分が出題されるようになりましたが、基本情報技術者試験で出題されるプログラミング問題はITパスポートとは段違いです。

基本情報技術者試験ドットコムより

応用情報技術者

応用情報技術者とは、ITエンジニアとして応用的な知識・技能を有することを国が合格者に対して証明する物になります。応用情報技術者というだけあって、IT業界への登竜門として人気のある基本情報技術者試験の上位に位置付けられています。

 応用技術者試験は、基本情報技術者よりも掘り下げた内容が出題されます。 これが応用技術者と基本情報技術者の決定的な違いと言えるでしょう。

資格の取得については、下記の記事で詳しく紹介しています。詳しく知りたい人はこちらの記事も参考にしてみてください。

大学生がプログラミングの資格を取るメリットとおすすめの資格5選
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ガクチカでプログラミング経験をアピールするコツ

ガクチカにおいて企業が見ようとしているのは、自社で活躍できそうな人材か自社の仕事との親和性はいいかなどの会社と就活生のマッチングを見ています。

そのため、ガクチカにおいて企業の業務でも再現性が期待できるエピソードをガクチカに選定するのが無難でしょう。

ガクチカにはその業界ならではの刺さるポイントがあります。

  1. 粘り強い努力
  2. 課題解決をした経験
  3. リーダーシップ経験

粘り強い努力

商社や不動産業などの営業職などはその職務上、粘り強い市場開拓の努力が求められるため泥臭く努力して何かを成し遂げた経験が評価されることがあります。

粘り強い経験をプログラミングでアピールする場合は、現在IT化の波により自らプログラミングを勉強し始め、最終的に自分1人でサイトやアプリを作り上げた。と言う経験を作ることによって強い額地価を得ることができると思います。実現方法については最後に説明しますのでぜひ読み続けてみてください。

その職種と相性の良いエピソードを選ぶことで、企業側も評価が楽ですし、ちゃんと自分たちの仕事の特性を理解してエピソードを選んでくれているという好感を得てくれるかもしれません。

会社との相性をアピールするには、会社のビジョン・ミッション・バリューに合った人物であることを証明できるようにガクチカや自己PRを組み立てることも効果的です。ガクチカや自己PRは使いまわさず、企業分析をした上で改善するようにしましょう。

課題解決をした経験

どの業界に限らず、課題を発見し解決していく力は必要になってきます。プログラミングを学ぶことによって課題解決能力を培うことができるので、課題解決能力があるというアピールの方法もあります。

詳しくは、実際にプログラミングを経験して、世の中の課題や、身の回りの課題をアプリやサイトで解決するという方法があります。プログラミングの身につけ方や、アプリを作る方法については最後に説明します。ちゃんと最後まで読んでくれるとありがたいです(笑)

リーダーシップ経験

本格的にプログラミングをしている人は、チーム開発などの経験をしている人がいらっしゃると思います。チーム開発をしたことがある人はそのチーム開発の中でリーダーシップを発揮した経験をアピールすることができます。こちらは下でガクチカの例文を紹介していますのでぜひご覧ください。

プログラミングのガクチカの例文

ここでは、プログラミングにおいてリーダーシップややり切る力をアピールできるガクチカを二つ紹介します。

これらはあくまで一例ですが、参考にしていただけると幸いです。

チーム開発の経験をアピール

私はA社主催のハッカソンに参加した際に、チーム開発においてチームリーダーとして活躍しました。

このハッカソンでは、学生7人からなるチームで高齢者向けのスマホアプリを2週間で開発することが課題内容でした。私はチームメンバーの経験したプログラミング言語とその経験年数から班分けをし、開発に慣れた参加者が不慣れな参加者のサポートをする布陣で開発を進めました。また、開発の進捗は逐一slackで報告することで進捗確認を行い、開発が遅れている班には別の班からメンバーを送るなど開発が滞りなく進むように工夫しました。

これにより、全10チームの中で最も早く成果物の完成をさせることができ、アプリケーションの機能性とUIの見やすさが考慮されハッカソンで優勝することができました。

この経験で得たリーダーシップやマネジメント能力は貴社のチーム開発においても活かせると私は確信しています。

計画してやり切る力をアピール

私は、自分の理想のゲームを形にするために大学在学中にインディゲームを開発しました。私は、本格的な開発は初めてだったので、2段階にタスクを設定しそれを期限内に終えるように目標を立てて実行しました。

まずタスクの第一段階は基本情報のインプットです。

参考にしているゲームクリエイターの方のサイトを参考に、開発に必要な書籍と動画教材を選定し、3ヶ月以内に一通りやり切ることを目標にし2ヶ月でやり終えました。

第二のタスクは、ゲーム性が担保されている成果物を作りストアにあげることです。

このタスクには時間がかかると想定し、期間を半年に設定しました。最初の2ヶ月は開発が行き詰まり苦労しましたが、メンターサービス等での質問を通して多くの方の力をお借りし、4ヶ月半で完成に漕ぎ着けることができました。

この経験から計画的にやり切ることの素晴らしさを学び、今では人の方にゲームをダウンロードしていただいています。

文系がガクチカでプログラミング経験をアピールするメリット

文系の大学生がプログラミング経験をガクチカにすることのメリットはその希少性です。

近年は教育の現場でもプログラミングが取り入れられるようになり、今後大学でもプログラミングに力を入れる学生も増えていくでしょう。

しかしながら、学生全体でプログラミングを自主的に学んでいるのは未だ少数派であり、情報系の学部などの学生を除くとその人数はさらに絞られるでしょう。文系大学生全体でプログラミングを学んでいる人はそれだけ希少価値が高く、プログラミングへの熱意を高く評価してもらえる可能性があります。

他にもプログラミングを学ぶことで、論理的思考力やITの知識が身につく、在宅ワークの選択肢が増えるなど就活の後にも生きてくるメリットもたくさんあります。

文系がプログラミングを学ぶメリットについての詳しい記事はこちら↓

【実体験記】「文系にプログラミングは無理」は間違い!実体験を元に解説
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ガクチカが必要な就活生におすすめのサービス

エンジニア就活において有利なのは、ポートフォリオを作るのが効果的です。

「どの程度のプログラミング経験があればガクチカ・自己PRになる?」でも説明した通り、ポートフォリオを作ることで自分のスキルレベルややり切る力、課題解決能力などを企業にアピールできます。

ポートフォリオをWantedlyなどの就活サイトに載せておくと、企業側からオファーが来ることもあるでしょう。

しかし、ポートフォリオを自分で作るのは簡単なことではありません。

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