大学生がプログラミングで起業する3つのパターンと成功例

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この記事をお読みの方は、「将来的に起業したいけど、プログラミングって必須なの??」「起業するのに必要なスキルって何?」など、起業に関するお悩みをお持ちなのではないでしょうか。そこでこの記事では、起業するのにプログラミングが必要なのか、その実態を調査してみました。

この記事を読んで、起業に向けて必要なことを整理していきましょう。

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起業するのにプログラミングは必須なの??

結論から言うとプログラミングは起業に必須ではないが強みにはなる。ということになります。

プログラミングと無関係の事業は山ほどあるし、プログラミングが必要だとしても創業者自身が手を動かす必要は無いが、自分で作れることで費用をかけずに済んだり、クイックに立ち上げや改善をおこなえるなど強みにはなる。

結論からいうと、起業の際のプログラミングスキルは必須ではありません。しかし、プログラミングスキルは持っているだけで強みとなるだけでなく、有利に起業を進めていくこともできます。

以下で、プログラミングスキルが役に立つ場面をいくつかまとめてみました。

プログラミングスキルがあると良い場合/便利なこと

自分のビジョンを実現したい時

自分で成し遂げたいビジョンやビジネスプランがある場合、プログラミングスキルがあると非常に便利です。
なぜなら、プログラミングスキルによって実際のソフトウェアやアプリなどプロトタイプとして具現化することができるからです。
百聞は一見にしかずと言いますが、ビジョンやビジネスプランのような概念的なものは具現化することでより周りに理解してもらいやすくなります。
プログラミングスキルによって自分のアイデアを表現することは非常に効果的です。

また、柔軟な修正やカスタマイズが可能です。
実現したいことを具現化し、実際にユーザーや周囲のフィードバックを受けてよりユーザビリティの高いサービスにブラッシュアップすることができます。
自分自身がプログラミングスキルを持っていることによって素早く改善ができることは起業の成功確率を高めることに大きく貢献するかもしれません。

チームで起業をしたい時

個人でなく、チームで起業をしたい場合も、プログラミングスキルがあると効果的です。
自分はエンジニアではなくリーダーとなってチームを引っ張る側の立場で起業するという場合もあるかもしれません。
そんな時、プログラミングスキルを持っているリーダーとそうでないリーダーでは説得力が異なります。
なぜなら、プログラミングスキルを持っている方が、より実態に即したコミュニケーションをとることができるからです。
例えば、プログラミングで実装できることやそのための所要時間を知っているだけでも、エンジニアにとって乱暴な依頼を避け、チームとして足並みを揃えて進めていくことができます。
チームワークにおいて、メンバー間を補完し合う働きかけは大切になるので、エンジニアの気持ちが理解でき、補い合えるチームを築きましょう。

人件費や外注コストを抑えたい時

現在は、クラウドソーシングなどのサービスも発達し、エンジニアなど必要な人材も簡単に確保することができます。
しかし、外注するとお金が掛かるのも事実です。
起業のタイミングで資金調達が困難な場面では、希望通りの人材をそろえることも困難になる可能性があります。
自分で開発や事務作業などを行うことができれば、人件費や外注コストの大幅なカットに繋がります。

例としては、SNS運営やSEO対策(※)など、ネットを活用してビジネスを行う場合などが挙げられます。

(※SEO対策…検索結果で自社サイトを多く露出をするために行う対策のこと。)

現代において、ネットビジネスを使わない起業はほぼほぼ無いといって良いでしょう。
店舗を構えるタイプの起業でも、WebサイトやSNSを使う場合が殆どですし、記事を活用して宣伝する場合もあるでしょう。
特にWebサイトの運営やSEO対策などは、プログラミング知識がある方がより成果を出すことができると言われています。

起業のリスクを考えるとあって損はない。

実は、5年以内の起業の失敗率は18.3%と言われています。
5人に1人は5年以内に失敗する可能性があると考えると、無視できないデータです。
しかしプログラミングスキルがあれば、開発経験をもとにエンジニアとして働くという選択肢ができます。
万が一起業が上手くいかなくても手に職をつけることができます。

大学生が起業する際のメリットとデメリットって何?

ここでは大学生が起業することにおける、メリットデメリットを紹介します。

メリット

時間がかけられる

大学生が起業するメリットとして大きいことの1つが、時間を最大限に投資できることでしょう。
自分の時間を調整することがやりやすい大学生ならではの強みと言えます。
起業に必要な様々な準備や、起業後の経営を成功させるためにも、Time is money(時は金なり)というように、時間を有効活用できることは大学生が起業する大きなメリットです。

学生ならではのネットワーク

学生ならではのネットワークを築くことができることもメリットの大きな1つでしょう。
「若くて将来性のある大学生を支援したい」という大人の方がいたり、大学内の起業支援サポートやイベントなどに参加することによって起業の成功を近づけることができます。

将来的な資産にもなる

大学生という若い年齢のうちに起業を経験することは、将来的にも役に立ちます
なぜなら、起業を経験することで、ビジネスの基本的なスキルや知識を身につけることができるためです。
例えば、リーダーシップ、チームワーク、プロジェクト管理などの実践的なスキルが将来的に他の職場やプロジェクトで役立ちます。
また、起業を通じて新しいアイデアやサービスを生み出す経験は、将来的に会社に勤める場合の仕事やプロジェクトにおいてもイノベーションを起こすことに貢献する可能性があります。

デメリット

資金不足

時間がある代わりに、資金が少ないことが大学生の難しさでしょう。
起業を検討する際には、貯金など資金を作ることや、少ない資金で最初始めてみることを推奨します。
プログラミングについてはPCの費用だけで基本的な初期投資が済んでしまうので、比較的取り組み易い初期投資と言えます。

経験不足

大学生は一般的にビジネスや起業において経験が不足しています。
ビジネスの運営やマネジメントにおいて直面する課題に対処する経験が不足しているため、学びながら進める必要があります。

学業との両立

大学生はもちろん大学の授業があるため、学業と起業活動を両立させることが難しい場合があります。
学業とのバランスをとりながら、スケジュール管理ができる力が求められます

プログラミングで起業する3つのパターン

この章では、実際にプログラミングスキルがあると便利な起業のパターン3つと、それぞれの特徴について述べていきます。

オリジナルの自社サービスを開発する

Webサイトやアプリを使ったオリジナルサービスを作りたいと思っている場合は、プログラミングスキルがあるほうが有利です。
この場合は、プロトタイプ(※)を作れる位のスキルがあれば良いとされています。

※プロトタイプ…実用最小限の機能が実装された試作品

自分の希望するものがどのくらいの難易度・期間で作れるかの判断をする際に、プログラミングスキルは役に立ちます。
実際の開発はプロのエンジニアに依頼するとしても、イメージが実現可能かどうかを判断し、適切に伝えるためにはプログラミングスキルがある方が便利でしょう。

他社からの受託開発に取り組む(エンジニアとして起業する)

個人事業主/フリーランスエンジニアとして起業するタイプです。
依頼を受注し、顧客の要望に沿ってWebサービスなどの開発を行います。
この場合は、少なくとも2〜3年の実務経験が必要です。
かなり高度なプログラミングスキルが求められていると感じるかもしれませんが、実力や経験・信用の無い未経験の状態から仕事を取り、開発を行うのは不可能に近いと言っていいでしょう。
受託開発の場合は、プログラミングスキル以外にも「スケジュール調整」「要件の定義」「認識のすり合わせ」などのビジネススキルも求められます。
企業に就職し、1人前のプログラミングスキル・ビジネススキルを身につけた上で起業するのが望ましいでしょう。

プログラミングの教育コンテンツを販売する

ブログ・アフィリエイトなどの自身のWebサイト等を活用し、そのノウハウを発信する個人事業主として起業する方法があります。
この場合は、サイトのカスタマイズをしたり、データ集計用に少しコードを書くくらいができれば良いとされています。
現在は専用のツールなども豊富にあるため、ガッツリと開発ができる必要はありませんが、オリジナリティを出すためにある程度コードを掛けるくらいのスキルがあると役に立ちます。

ただし、YouTuber や SNSを活用したインフルエンサー的な発信を基に起業を考えている場合は、プログラミングの知識は必ずしも必要ではありません。
しかし、説得力を持たせるためにも知識は持っておいて損はないですし、写真・動画加工 / SNS運用などの別のマーケティング知識もつけていく必要があります。

起業におすすめなプログラミング言語5選

ここからは、起業する際のプログラミングスキル習得におすすめな言語を紹介していきます。言語によって得意な動作が異なるため、自分にあった言語を選択して学習を進めてみましょう。

JavaScript

JavaScriptはとても守備範囲の広い言語になっています。
フロント側やサーバー側の両方に使用できる汎用性の高い開発言語がJavaScriptです。
また、数多くのライブラリが存在しており、実際の企業でも使われている実例も多いため、学んで損はない言語になっています。

得意な分野としては主にはWebサイトに動きをつけることが挙げられています。

例えば、下記のような実装を行うことができます。

これらはJavaScriptの基本的な機能の一部であり、ウェブ開発において非常に重要です。
実際の開発では、これらの基本的な操作を応用して複雑なウェブアプリケーションを構築することが求められます。

実際にJavaScriptが使われているサービス例

PHP

得意な分野としては、Webサイト、アプリなどの動的なサービスが挙げられます。
他にも下記の5つが挙げられます。

PHPは、WebサービスやSNSなど、動的な動作を伴うサービスを開発することが得意です。
習得が簡単であり、かつ複雑な指示も可能なことから、初級者から上級者まで幅広い方が使用しています。
Webサイト開発や、オンラインショップ経営などを考えている方におすすめの言語です。

例えば、下記のような実装を行うことができます。

・データベースに接続し、データを取得・更新・挿入・削除する
・セキュリティ対策
・クッキーを設定し、ユーザーの認証や一時的なデータの保存

実際にPHPが使われているサービス例

Python

得意な分野としては、近年急成長しているAIの領域や、自動化などの領域です。
具体的な例で行くと下記のようなものが挙げられます。

Pythonはコードが非常にシンプルで学習しやすく、プログラミング初心者の方におすすめされる言語です。
機械学習をはじめとした最先端の技術を取り入れたサービス開発をしたい方や、自動化の技術を生かして業務の高率化を図りたい方にもおすすめです。

実際にPythonが使われているサービス例

Pythonはデータ処理やウェブサービスのバックエンド開発、APIの作成、スクリプティングなどに広く使用されています。

Ruby

RubyはRuby on Railsというフレームワークを使うことによって比較的簡単にWebサイトを作ることができます。
初心者でWebサイトなどを用いて起業されたい方はRubyを勉強することをお勧めします。

Rubyでできることについては下記の記事で詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。

Ruby on Railsでできることを初心者向けに解説【Webアプリの実例紹介】
関連記事Ruby on Railsでできることを初心者向けに解説【Webアプリの実例紹介】

実際にRubyが使われているサービス例

Dart(Flutter)

Dart言語とは、Google社が開発したWebアプリケーション開発に用いられるオブジェクト指向言語です。
Google社が開発するWebフレームワークの一つである、Flutterの主要な言語としても使用されています。
Flutterはモバイルアプリの開発に使われるケースが多く、近年モバイルアプリの需要の増加により、モバイルアプリ開発言語の需要も増加してきています。
また、FlutterはiOSとAndroidの両方で同じコードベースから高品質で美しいアプリケーションを構築することが可能な特徴があります。

主にできることとしては以下に挙げる通りです。

実際にDart(Flutter)が使われているサービス例

Flutterに限らず、Swift、Javaなどモバイルアプリ開発言語の需要は一定数あり、アプリを持って起業したい方にはオススメの言語になっています。

自分が何を持って起業をしたいという目的が大事にはなってきますが、プログラミングスキルがあるだけで、その目的の幅が大きく広がっていきます。

プログラミングで起業に成功した事例

伊藤 和真さんの紹介

「政治にイノベーションを起こすサービス」として注目を集めたPoli Poliを立ち上げ、19歳という若さで資金調達を成し遂げた学生起業家の伊藤 和真さん。伊藤さんは、GeekSalonの卒業生です。Poli Poli社が毎日新聞社に売却したアプリ「俳句 てふてふ」は、実は伊藤さんがGeekSalonの受講生時代に開発したものです。

俳句てふてふについてもっと詳しく知りたい方はこちらからご覧ください。

俳句てふてふを作られた伊藤さんのインタビューは以下の記事に詳しく書かれていますので、ぜひご覧ください。

【実体験談】大学生が在学中にアプリ開発&起業までの成功事例
関連記事【実体験談】大学生が在学中にアプリ開発&起業までの成功事例

大学生がプログラミングで起業するために今からやるべきこと

起業するにあたり今からやるべきことは多数あります。
ここでは下記の3点を中心に紹介します。

スキルを身につける

プログラミングで起業するにあたり、あらゆるスキルが合わせて必要となります。
ここでは下記の3点についてご紹介します。

プログラミングスキル

ここまで上記したように、プログラミングスキルを持っていると想像力が広がり、実現できることの幅が広がります。
どのようなサービスにおいても技術的なスキルは、多くの分野で不可欠です。
ウェブ開発、アプリケーション開発、データ分析など、プログラミングスキルは様々なプロジェクトで役立ちます。
自分がプログラミングを実装できることで人件費や外注費などのコストが下げられることのメリットや、エンジニアとチームで起業する場合にもコミュニケーションの齟齬がなくスムーズにプロジェクトを推進することに役立ちます。

リーダーシップ

リーダーシップのスキルは、自分自身や他のメンバーを効果的に導くために必要です。
また、優れたチームビルディングスキルも、協力的で効果的なチームを形成する上で不可欠です。

※チームビルディング…集団を単なる個々のメンバーの集まりから、協力的で効果的なチームへと発展させるプロセスやアクティビティのこと

成功のためにも、チームの効率性や生産性を向上させ、メンバーのモチベーションや満足度を高める働きかけが重要となります。

マーケティングスキル

消費者のニーズを理解し、満たすために戦略を練るためにもマーケティングスキルは重要なスキルです。
多くのライバルの中でより消費者のニーズを満たし、消費者に選ばれるサービスを提供する必要があります。
市場分析や顧客理解と呼ばれるような基礎的なマーケティングは学んでおいた方が良いでしょう。

ビジネスプランの構想

起業するためにはビジネスプランを考える必要があります。
ビジネスが達成しようとしている目標や目的、ターゲットとなる市場のニーズやトレンド競合関係について理解しましょう。
ビジネスプランを考えることは、自分のみならず、チーム、クライアントに理解してもらうためにも役立ちます。
また、大学生という良い意味で社会に出る前の段階であることを活用し、新しい視点で競合に負けない強みを考えることができると良いです。
客観的な意見も聞いてみることによって、アイデアはより洗練させていくことができます。

ネットワークを作る

起業をするにあたり、協力者や専門家、クライアントとなる相手の存在が必要になってきます。
相談や依頼ができるネットワークを築きましょう。
大学生ならではの強みを活かし、大学主催の起業関連のイベントに参加することや、大学生向けのコミュニティに参加するなどのアクションをしてみましょう。
同じような志を持つ人がいる環境に顔を出してみることで、自分が知らなかった情報を知るきっかけに繋がる場合があります。

以上、大学生がプログラミングで起業するパターンや起業するためのステップについて紹介しました。
時間を有意義に活用して自分のビジョンを実現しましょう!

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GeekSalonは、最短1か月で仲間やメンターと一緒にプログラミングを学習することができるコミュニティ型プログラミングスクールとなっています。先ほど紹介した起業にオススメなプログラミング言語としてランクインした、JavaScriptやPython、Rubyが学べるコースもあります。毎日GeekSalonの説明会を行っています。少しでも興味がある方はこちらから参加を希望することができますので、ぜひお喋り感覚で来てみてください。

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