プログラミングの勉強時間の目安をレベル別・言語別に解説
この記事をお読みの方は、「プログラミングをこれから学習しようと思っているけど、どのくらい時間を取ればいいかがわからない…」こんな悩みをお持ちなのではないでしょうか??
この記事では、プログラミング学習に必要な学習時間を、レベル別・言語別・環境別に分けて解説していきます。
目次
レベル別に見るプログラミングの学習時間の目安
こちらの章では、独学でプログラミング学習を行う場合にどのくらい学習時間が必要なのかを、プログラミング学習経験の【レベル別】で解説していきます。
初級レベル(ゼロから学ぶ)
プログラミングの基礎を押さえるレベルとは、基礎的なコードを読んで理解することができる程度のことを指します。
ゼロからプログラミングを学習し、初級レベルに到達するには、200時間程度かかると言われています。1日2時間毎日勉強するとして、3ヶ月程度かかります。
中級レベル(簡単な機能がわかるレベル)
中級レベルとは、簡単なWebサービスやアプリをつくれる状態のことを指しています。初級レベルに到達するためには2700時間が必要です。1日4時間勉強したとしても約2年4ヶ月程かかる計算になります。
ここには「1年の実務経験」の時間も含まれています。
上級レベル(エンジニアレベル)
上級レベルは、自力でサービスを完成でき、エンジニアとして就職(転職)出来るレベルであることを指します。上級レベルに到達するためには、2700時間~7000時間が必要だといわれています。
1日8時間みっちり学習したとしても、最大約2年3ヶ月(28か月)かかる計算となっています。
ここには“即戦力”と呼ばれるレベルになるのに必要な、「3年分の実務経験」に相当する時間が含まれています。
言語別に見るプログラミングの学習時間の目安
こちらの章では、1日4時間独学でプログラミングを学習した場合に、【言語別】でどのくらいの学習時間が必要なのかを解説していきます。
HTMLとCSS
HTMLとCSSはマスターするまでに下記の時間がかかると言われています。
- HTMLとCSS初級レべル:200時間
- HTMLとCSS上級レベル:約半年
HTMLとCSSは、プログラミング言語の中でも比較的学習しやすく、独学であってもある程度の知識や開発はできるようになります。しかし裏を返せばスキルのレベルがピンキリで、その後にクライアントが満足できる品質を提供できる上級プログラマになるためにはかなりの努力が必要と言えます。
Ruby
Rubyをマスターするには下記の時間が必要と言われています。
- Ruby入門レベル:200時間
- Ruby上級レベル:800時間
Ruby on Railsは日本発のプログラミング言語で、コードが書きやすく読みやすいため、初心者の方でも始めやすい言語の1つです。
また、Rubyで作られているWEBサービスは年々増加傾向にあり、積極的に採用する企業も増えているなど将来的なメリットもあります。(食べログやAirbnbなどもRubyで作られています!)
Python
Pythonをマスターするには下記の時間が必要と言われています。
- Python入門レベル:200時間~300時間(約2週間)
- Python上級レベル:1000時間以上(約1年4ヶ月)
Pythonも初心者向けの言語としてよく知られています。1つひとつのコードがとてもシンプルで短いことから初心者でも覚えやすく、エラーなどが発生した時にも対応しやすいといった利点があります。
AIなどの人工知能の開発に役立つだけでなく、WEBサービスや情報処理にも使われている言語であるため、Pythonの知識を知っているだけでより市場価値の高いプログラマーを目指すことができます。
Java
Javaをマスターするには下記の時間が必要と言われています。
- Java入門レベル:300時間程度
- Java上級レベル:1000時間以上
Javaは①Windows、MacなどOS関係なくどんな環境でも動作すること、②セキュリティの高さ、③汎用性の高さから、世界中で人気の高い言語です。
また昔から存在している言語にもかかわらず、Javaは常に需要のある言語のTOP3にランクインしてしています。プログラミング業界は時代の波が激しいですが、安定して人気のある言語と言えます。
PHP
PHPの場合はHTMLとCSSの知識をつけた上で、マスターするには、165時間~285時間と言われています。
PHPはWebアプリケーションの開発に強いプログラミング言語です。コードがシンプルでわかりやすいことや、市場での人気度が高いことが特徴です。多くのwebサイトがPHPで開発されていることから、開発・修正などの様々な案件が案件が取りやすく、単価も高いことも人気の理由です。
学習環境別のプログラミング習得期間
独学の場合
- 独学で初級レベルに到達できる時間:300時間
- 独学で上級レベルに到達できる時間:10000時間(4年程度)
独学の場合でも、参考書やアプリなどを活用すれば、ある程度は文法を理解することができるようになります。
しかし、完全に独学でエンジニアとして就職(転職)を目指す場合には約4年間が必要と考えて良いでしょう。これは、1つの言語を習得するのには1年~1年半の期間が必要なこと、3年間の実務経験が必要なことを加味しての時間です。
独学で学習する場合のメリットとしては、以下のことが挙げられます。
- 自分のペースで勉強できること
- 費用が掛からないこと
しかし同時に、下記のデメリットもあります。
- 習得まで時間が掛かること
- 習得する間にその言語の需要が無くなる可能性がある
そのため、市場の安定している言語を選択したり、どの言語の価値が今後高まっていくかを予想しながら学習を進めていく必要があります。
プログラミングスクールに通った場合
プログラミングスクールに通った場合、自分のアプリやサービスを開発できる“中級レベル”に「2~4ヶ月」で到達することができます。
プログラミングスクールでは、下記のメリットがあるため、学習に対する様々なアプローチを通して、短期間でプログラミングの知識・技術の習得を目指すことができます。
- 講義を受けることができる。
- 質問をすぐに聞くことができる環境がある。
- モチベーション・進捗を管理してくれる。
プログラミングの勉強時間を無駄にしないために(おすすめの学習方法)
プログラミング学習はインプットよりも、アウトプットに注目したほうが学習の質を高めることができます。
参考書などを読んで知識を身につけるだけでなく、実際に自分の手を動かしてプログラミングをおこなってみることで、より早く知識を定着させていくことができます。
この章では、効率よく知識を定着させるのにおすすめな学習方法を紹介します。
プログラミングスクールに通う
大学生におすすめのスクール3選
GeekSalon
- 学割:なし
- プロダクト開発:あり
- 学べる言語:HTML・CSS・Ruby・Swift・Pythonなど
- 受講形態:オンライン or 通学
- 期間:最短4週間~
- 費用:43,780~131,340円
- 特徴:大学生限定のプログラミングスクール
- 開発結果を他の受講者に発表する機会がある
侍エンジニア塾
- 学割:あり
- プロダクト開発:あり
- 学べる言語:HTML・CSS・JavaScript・WordPressなど
- 受講形態:オンライン or 通学
- 期間:4~24週間
- 費用:64,600~283,100円
- 特徴:現役エンジニア講師のマンツーマンだが受講生同士の交流も多い。
TechAcademy
- 学割:あり
- プロダクト開発:あり
- 学べる言語:HTML・CSS・JavaScript・Rubyなど
- 受講形態:オンライン完結
- 期間:4~16週間
- 費用:163,900~262,900円
- 特徴:現役エンジニア講師の週2マンツーマン
- 特徴:プログラミングスクール受講者数No.1
学習を習慣化する
スクールに通う場合も独学の場合も、挫折率の高いプログラミング学習に継続して取り組むためには、学習を習慣化してしまうことが効果的です。
プログラミングは単語を学習するのと同じで、地道ではありますが毎日コツコツ学習を積み重ねていくことで、目標のスキルを身につけることができます!
以下に、サクッと学習するのにおすすめなサ―ビス・アプリをまとめました。
プログラミング学習におすすめなサ―ビス・アプリ3選
国内のプログラミングサービスの最大手である、ドットインストール。
プログラミング言語の多さが群を抜いて多く、動画も3分以内のため、隙間時間での学習に最適です。
イラスト中心のスライドを見て、実際にプロダクトを作りながら学習を進めていくことができます。スマホで使えるアプリもあるので、通勤時間などでもコツコツ学習を進めることができます。
言語などの様々な分類から自分が学びたい講座を選択し、実際にコードを書き込みながら学習を進めることができる実践型の学習サービスです。1つのレッスンは10~15分ほどで進めることができます。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回はプログラミングの習得に必要な学習時間と、学習方法について紹介しました。プログラミングは人によって学び方や掛かる時間、成長速度も異なります。大切なのは、自分に合った学習方法を見つけ、実践に役立つスキルを身につけるまで“継続”して学習することです。
この記事を読んで、プログラミングを学習していく際の参考にしていただければ幸いです。
また、大学生にとってオススメのスクールはGeekSalonになっています。3ヶ月という短い間で就職活動に必要なポートフォリオを作成することができます。大学生限定のプログラミングスクールなので、同じ意志を持った人たちと交流することも可能です。毎日説明会を行なっているので、興味を持ったらぜひ参加してみてください。