スマホアプリの開発・作り方を初心者向けにゼロから解説【簡単8ステップ】

スマホアプリの作り方を解説する画像です。

普段、使うことが多いスマートフォンアプリ。

いつか自分でもオリジナルのアプリを作ってみたいと思ったことがある方は多いのではないでしょうか。

この記事では、下記について解説します。

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初心者がスマホアプリを独学で作ることは可能?

スマートフォンアプリ開発と聞くと、自分には難しいのではと感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

しかしながら、近年は初心者用の教材も多く開発に使う言語もモダンで作りやすさを重視した作りになっているため、必要な手順さえ踏めばスマホアプリの開発はプログラミング初心者でも十分可能です。

とはいえ、覚えることが多くてどういう順番で学習を進めていけばいいのかわからない、自分で学習のペース管理ができるか不安、できれば最短でアプリ開発のノウハウを自分のものにしたいという方にはプログラミングスクールがおすすめです。

プログラミングスクールに入れば、カリキュラムに沿って効率的に学習を進めることもできますし、メンターがつくことで疑問はすぐに解消しながら学習を進めていくことができます。

独学に比べるとどうしても費用はかかってしまいますが、プログラミング習熟までにかかる時間という面ではスクールに通った方が早く済むので、学習の初期投資としてぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

スマホアプリ開発に必要なプログラミング言語

iPhone用のアプリ

iPhone用のアプリはSwiftと呼ばれる言語で開発されます。

Swiftは2014年に発表された比較的新しい言語で、それ以前に発表された他のプログラミング言語が持つ弱点を踏まえて作られているので、安全性が高くスムーズな開発が可能になっています。

Swiftを使うには基本的にはmacOSのPCが必要であり、Xcodeという開発環境をインストール必要があります。(※他にもLinuxにSwiftのツールチェインをインストールする方法もあります。)

Swiftを使うことでiPhone用のアプリ以外にもwatchOSやtvOS、iPadOS向けのアプリケーションも開発することができます。

Android用のアプリ

Android用のアプリはKotlinと呼ばれる言語で開発されます。

2011年にKotlinが発表される以前はAndroid用のアプリはJavaと呼ばれる言語で開発されるのが主流でしたが、KotlinはJavaよりも簡潔さや安全性において優れているので現在はAndroidアプリの開発においてはKotlinが使われることが多くなっています。

KotlinはJava仮想マシン(JVM)上で動き、同じくJVM上で動くJavaとの互換性も確保されています。

Swiftの開発環境は基本的にXcodeだけですが、Kotlinを使う際はIntelliJやAndroid Studioなどから開発環境を選ぶことができます。

クロスプラットフォームフレームワーク

近年、スマホアプリ開発の現場でAndroidとiOS両方の環境下で動かすことのできるクロスプラットフォーム開発が注目されています。

クロスプラットフォーム開発ができる開発環境の代表格には、FlutterやReact Nativeなどがあり、それぞれDart、JavaScriptという言語で開発を行います。

クロスプラットフォーム開発を行うことで、同じアプリを異なるプラットフォームでリリースするためにかかる開発コストや時間を削減することができるので、クロスプラットフォーム開発ができるエンジニアの市場での需要は今後高まっていくと予想されています。

スマホアプリの作り方を8ステップで解説

1、アプリケーションを作る目的を考える(アイデア出し)

アプリを作るためにはまず目的をしっかり定義する必要があります

なぜアプリを作りたいと思ったのか、想定するユーザーは誰なのか、どんな価値を提供したいのかをはっきりさせていないと、実はニーズのないアプリを作ってしまう可能性があります。

2、市場調査をする

自分のアイデアのアプリとしての需要を測るために市場調査をします。

市場調査のやり方にはいろいろありますが、簡単なやり方は自分が作る予定のアプリのキーワードをストアで検索してみることです。

例えば、学習計画をリマインドしてくれるアプリを作りたい場合は「学習 リマインダー」と検索をかけます。

あまりに革新的なアプリアイデアでない限り、実際に需要があるアイデアなら既に先駆者がいて一定のダウンロード数のアプリが複数見つかるはずです。

逆に明らかに革新的なアイデアでないのにダウンロード数が伸びているアプリがないなら、市場で需要がないアイデアの可能性があります。

ある程度ダウンロードされているアプリをインストールしてみて見比べ、レビューを見ることでどういう機能やUIのアプリならユーザーの評価が高いのかを分析し、自分のアプリに必要だと感じた点は積極的に取り込むようにしてみましょう。

3、実装したい機能を考える

次に実装したい機能について考えます。

画面ごとの機能を考え、書き出しておくと後で見返した時に便利です。

例えば、レストランを検索するアプリなら、下記のようなイメージです。

ログイン画面

検索画面

検索結果画面

4、フローチャートを作成する(設計する)

フローチャート

次にプログラミングのフローチャートを考えます。

先ほど設定した機能を動かすためにどのような順番で処理を行うか、どんな条件下で分岐を行い、分岐先ではそれぞれどのような処理をするのかなどを四角やひし形、矢印などを使って表現します。

こうしておくことで全体の処理が視覚的に確認しやすくなり、開発を進めていくうちにアプリの全体像を見失うことや、機能の抜け漏れが発生することを防ぐことができます

5、アプリケーションのUIを考える

UIのイメージ

次にアプリのUI(ユーザーインターフェース)を考えます。

アプリのUI次第でユーザーに与えられる体験の質が大きく変化するので、UIにはこだわってみましょう。

UIを考えるときは、iPhoneとAndroidのデザインガイドラインを参考にしてみると良いでしょう。

iPhoneAndroid
Android Material DesigniOS Human Interface Guidelines

6、考えた機能やデザインアイデアを実装する

ここまで開発をスムーズに進めるためのレシピを作ってきました。

次に行っていくのは実際に考えたアイデアの実装です。

一からソースコードを考えて機能を実装することは、ほとんどの人はできないので、Google検索で自分の実装したい内容と近いことをやっているソースコードを検索し、使えそうな部分は組み込みます

例えば、iOSアプリにカレンダーのライブラリを実装したい時は、「Swift カレンダー ライブラリ」のように必要なキーワードを打ち込んで検索します。

日本語検索でヒットしない時は英語での検索も試してみましょう。

日本よりも英語圏の方がスマホアプリエンジニアの数は多く、情報の量が違います。

また、アップデートが多いSwiftなどの言語では日本語の記事の陳腐化も早く、新しい情報は基本英語圏から先に浸透することが多いので新しく、ニッチな技術について調べるときは英語が読めると便利です。

英語が苦手でも最近はDeepL翻訳などを活用すれば海外の情報でもストレスなく読めるようになっているので活用してみることをお勧めします。

7、リリース

機能を実装し、アプリが完成したらいよいよリリースです。

リリースのためには、AppleとGoogle Playのデベロッパーアカウントに事前に登録しておく必要があります。

作成したアプリをリリースするには、iOSアプリの場合、アプリがAppleの提示した基準を満たしているか審査を受ける必要があります。

Androidアプリの場合はデベロッパーアカウントさえあればiOSアプリほどの審査なしにリリースが可能なのでリリースの難易度は比較的低いです。

どちらのアプリもリリースしてからは登録料を支払う必要があり、AppStoreでは年額99ドル、Google Play Storeでは登録時に25ドルを支払う必要があります。

登録料という面ではiOSアプリの方がよりコストがかかると言えます。

8、レビューを参考にしてアップデートを繰り返す

アプリが完成した後も定期的にレビューを確認して、アップデートを繰り返す必要があります。

スマホアプリにおいては特にSwiftやKotlinのバージョンアップが早くストアに出した際には問題なく動いていたのにバージョンが変わってからはエラーが出るようになることもあります。

アプリを出した後は安心してしまいがちですが、ユーザーの経験を損なわないためにも定期的なメンテナンスは怠らないようにしましょう

こちらの8ステップを全て学び、実際にスマホアプリ開発を学びたい人におすすめのプログラミングスクール

GeekSalon(ギークサロン)

GeekSalonのホームページ画像

GeekSalonは、大学生専用の学生限定のプログラミングスクールで、世代の近い学生同士で切磋琢磨してプログラミングの技術を磨いていける環境が整っています。

GeekSalonでは、アプリの企画から開発、リリースまで一貫して行うことができるので、上記の8ステップを全て網羅しており、確かな実力と自信を身につけることができます。

また、料金も非常にリーズナブルで、他のプログラミングスクールなら数十万円かかる費用を10万円程度に抑えることができます

もし、あなたが学生で、できるだけ初期費用を抑えてプログラミングを学びたい、学生のうちにプログラミング仲間を作りたいならGeekSalonはおすすめの選択肢と言えるでしょう。

SAMURAI ENGINEER(サムライエンジニア)

SAMURAI ENGINEER

また、一人ひとりに合わせたオーダーメイドカリキュラムで学習を進めていくことができるので、スケジュールや理解度に合わせて自分のペースで学習を進めていくことが可能です。

料金はスマートフォンアプリの開発スキルが身につけられるエキスパートコースで594,000円(12週プラン)〜1,287,000円(48週プラン)となっています。

SAMURAI ENGINEER(サムライエンジニア)では、マンツーマンサポートや、オリジナルカリキュラム、いつでも質問ができる環境など初心者が挫折しないような工夫がサポート体制に組み込まれており、学習の最初の段階で挫折せずに確かなスキルを身につけたい方にはおすすめのスクールと言えるでしょう。

TechAcademy(テックアカデミー)

TechAcademy

また、他スクールと比較して副業案件獲得までのサポートの手厚さに強みを持っており、1ヶ月以内の副業案件の紹介が確約されています。

料金は、スマートフォンアプリの開発ができるiPhoneアプリコースとAndroidアプリコースで174,900円(4週間プラン)〜339,900円(16週間プラン)となっています。

メンターの手厚いサポートのもと実際にオリジナルアプリをリリースまで短期間で到達することができ、副業案件獲得までの可能なので、実際にお金を稼げるまで短期間で到達したいという方にはおすすめのスクールです。

iOSアカデミア

iOSアカデミア

カリキュラムも手厚く、基礎学習からオリジナルアプリの開発、就職活動のサポートまでサポートしてくれます。

料金は、99,800円(独自教材を無期限で閲覧できるプラン)〜799,800円(20週間プラン)となっています。

将来はiOSエンジニアとして働きたいと考えている人は、iOSアプリの開発に特化したカリキュラムで最短・最速で転職が狙えるiOSアカデミアをぜひ視野に入れてみてはいかがでしょうか。

番外編:スマホアプリをノーコードで作る選択肢も

ここまで、実際にソースコードをかいてのアプリ開発について紹介してきましたが、コードを書かずにUIを配置することで実際に動くアプリを作ることができるノーコード開発という手法もあります。

ノーコード開発では、開発環境のセッティングの必要がなくノーコードプラットフォーム上で開発の全てを行うことができます。

ノーコードで開発する大きなメリットは、ソースコードを記述する時間が節約できるため迅速な開発が可能になることです。

また、プログラミングにおける文法やデータベースなどの専門知識も必要ないので、プログラミング経験がなくても自分のイメージに近いアプリを直感的に開発することができるでしょう。

ただし、ノーコードで作る時には事前に準備されているモジュールしか使用できないので、複雑な機能の実装には不向きとされています。

また、セキュリティ面もノーコード開発を提供しているプラットフォームに任せることになるので、プラットフォームが脆弱性をつかれて攻撃を受けると自分達のアプリケーションも連動して損害を受けるリスクがあります。

プログラミングの知識なしに自分のアイデアを手軽にアプリに落とし込みたいという方にはノーコード開発はおすすめですが、自由度高く開発がしたいセキュリティ対策も自分達の手で固めておきたいという方にはコーディングを用いた開発をお勧めします

個人が使えるスマホアプリが可能なノーコードプラットフォームにはAdaloや、Thunkable、AppSheetなどがあります。

どれも基本無料で手軽にアプリ開発を行うことが可能なので、ぜひ試してみてください。

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