Rubyは廃れるって本当?将来性をデータや他言語との比較から解説

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こんにちは、GeekSalonライターの和也です。

この記事をお読みの方は、Ruby on Railsの市場における需要や将来性を知りたいという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、Ruby / Ruby on Railsの将来性に主に着目しながら、Rubyの学習方法なども解説していきます。

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【概要】そもそもRuby(Ruby on Rails)とは?

プログラミング言語「Ruby」とは、日本のソフトウェア技術者である松本行弘氏が開発した、日本製のプログラミング言語です。オブジェクト指向型のスクリプト言語に分類されています。

「Ruby on Rails」とは、プログラミング言語の“Ruby”で構成されたWebアプリケーション開発用のフレームワークのことです。

▼詳しくは下記の記事も参考にしてみてください

Ruby on Railsでできることを初心者向けに解説【Webアプリの実例紹介】
関連記事Ruby on Railsでできることを初心者向けに解説【Webアプリの実例紹介】

Rubyの将来性が高いと考えられる5つの理由

これから、Rubyの将来性が高いと考えられる5つの理由について解説していきます。

Rubyを用いて開発されたWebサービスが年々増加している。(需要のある言語である)

RubyはWebアプリケーション市場の競争激化の影響を受けて、ベンチャー企業から大企業まで世界的に幅広く活用されています。その証拠として、世界のプログラミング言語検索数を示す「TIOBE Programming Community Index」では、2022年10月現在Rubyは16位にランクインしています。求人数も年々増加しており、2022年6月時点でレバテックキャリアに掲載されている求人数は2100件を越えています。

汎用性が高く、書きやすいコード

RubyといえばWeb開発のイメージがありますが、実は汎用性の高く、様々な開発現場で使用されている言語といえます。その理由は、Windows、MacOSなどのいろいろな環境で動作可能なマルチプラットフォームを採用しているからです。また、Rubyはメタプログラミングが可能であることも重要なポイントです。メタプログラミングとは、コ―ドを生成するコードを書くことで、プログラミングを自動化することもできる重要な手段です。この機能があることで、複雑な処理もシンプルなコード記述でプログラミングが可能になり、開発工数やコストの削減をすることができます。

高収入であるケースが増えている

世界的な需要の高まりに伴い、Rubyの年収も高まりつつあります。現在日本のRubyエンジニアの平均収入は、会社員の場合約561万円、フリーランスの場合約526万円となっています。日本全体の平均収入が443万円、エンジニア全体の平均収入が542万円のため、比較的良い収入であることがわかります。大手キャリアサイトでは、フロントとバックエンド双方の開発ができるRubyエンジニアに対しては、1000万円以上の収入を提示する求人もあります。

ベンチャーやスタートアップ企業が積極的にRubyを採用している。

RubyはRuby on Railsなどのフレームワークを活用した短期間の開発が可能で、マルチプラットフォームなどにRubyの特性を活用しコストや工数を削減することができます。この後解説しますが、日本発の言語のため日本人が学習しやすく、様々なスタートアップ企業やベンチャー企業でも積極的に採用されています。バージョンアップも頻繁に行われており、今後もスピーディーな開発が求められる現場での需要が高まっていくことが期待されます。

初心者でも習得しやすい

Ruby on Railsのフレームワークを利用することによってシンプルな構文で記述できます。よって初心者にとっても勉強がしやすく習得しやすいプログラミング言語であるとされています。また、Ruby on Railsを利用することによって様々な機能を提供するGem(ライブラリ)を利用することができます。これらのGemを活用することで、初心者でも高度な機能を簡単に導入できます。

「Rubyは廃れる」と言われることもあるのはナゼ?

急速な需要の伸びが安定してきたから

人工知能(AI)などの最新技術に関わる言語への注目

AIの活用や、ビッグデータの活用がIT業界のトレンドになりつつある昨今では、Pythonなどのデータサイエンスの業務を担う言語への注目度があがりつつあります。PythonやR等の言語がデータサイエンスに特化したライブラリを備えている一方で、Rubyについては、データサイエンスの面においては突出した部分が少ない印象です。

Webアプリケーション開発におけるLAMPの定着

現在、大規模なアプリケーションの多くではLAMPが定着しています。LAMPとは、オープンソースソフトウェアの組み合わせを指す略称のことです。具体的にはOSのLinux、WebサーバーのApache、データベースのMySQL、プログラミングのPerl、PHP、Pythonのそれぞれの頭文字を取っています。いずれも動的なコンテンツを含むWebサイトの構築に適しており、かつ人気の高いものです。低コストで且つ高速で安定したシステム開発ができるため、多くの企業で採用されてきました。言語単体で見るとRubyの方が良い場合でも、総合的に見てPHPが選択されるケースもよくあります。ただし、Webアプリケーション開発のトレンドも移り変わっているため、現在ではRubyやPython、Goなどを開発に使用するケースも増えてきています。

Ruby自体に技術的な懸念があるから(処理速度が遅い・保守性に懸念がある)

実はRubyには、処理速度の遅さを指摘する意見も一部あります。これはRubyはインタプリタ式のプログラミング言語であるため、C言語やJavaなどのコンパイル式の言語に比べて実行速度が遅くなってしまうことが原因です。

また、Rubyの同じプログラムでも人によって様々な書き方ができるという特徴から、大人数での開発や担当者が変わった際などの引継ぎ・理解・管理が難しいという保守的な面での懸念もあります。

Rubyの将来性を他言語と比較

Rubyを用いた開発のメリット・デメリット

既述したようにRubyを用いた開発にはメリットとデメリットが存在します。ここで詳しくまとめていきます。

メリット

メリットは大きく分けると2つあります。

  1. 記述しやすい
  2. オブジェクト指向のプログラミング言語

書式がシンプルという点で、読みやすく、記述する量も少なく、修正する際の手間も少なくなるということです。加えて、開発工数が少なくて済むため、コストの削減にも繋がります。

オブジェクト指向というのは「ある役割を持ったモノ」ごとにクラス(プログラム全体の設計図)を分割し、モノとモノとの関係性を定義していくことでシステムを作り上げようとするシステム構成です。

オブジェクト指向はクラス分割しながら記述することができるので、大規模なプログラムを書きやすいあとから修正を加えるのが楽すでに書いたコードを再利用しやすいといったメリットが存在します。

デメリット

強いて言うとすれば、実行速度が遅いと言う点です。Rubyはインタプリタ方式言語とされており、コンパイル方式言語のC言語等と比較すると処理速度は遅いとされています。

Rubyを身につけたい人はスクールがおすすめ

Rubyの学習がおすすめな人

Webアプリケーションの開発を担いたい人、ベンチャー企業やスタートアップ企業でスキルを磨きたい人

スタートアップ企業やベンチャー企業では、Webアプリケーション開発をスピーディーに行いたい企業が多いため、Rubyを採用する会社も多くあります。

また、最終的には大企業にエンジニアとして勤めたいと考えている方で、まずはベンチャー企業やスタートアップ企業で実力をつけたいと考えている方にもおすすめです。

Rubyの学習方法

Rubyの学習方法は2通りあります。1つ目は、テキストや参考書を活用して独学で学習する方法です。2つ目は、スクールに通う等プロの力を借りて学習を進める方法です。以下で簡単に特徴を説明します。

独学で勉強する

プログラミングを独学で勉強するのは非常に難しいとされています。独学でのプログラミング継続率は10%前後とされています。

すでに他言語を勉強されていて、今回2言語目、3言語目としてRubyを勉強される方は独学でもおすすめです。

独学での勉強する際におすすめサイトは下記に記載しています。ぜひ併せて読んでみてください。

【無料あり】プログラミングの練習サイト14選!【初心者の独学におすすめ】
関連記事【無料あり】プログラミングの練習サイト14選!【初心者の独学におすすめ】

スクールに通う

初心者の方、プログラミング未経験の方はプログラミングスクールに通って勉強することをお勧めします。既述した通りですが、独学でのプログラミング継続率は10%前後とされています。

Rubyを学ぶ際におすすめのプログラミングスクールは下記の記事で詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。

Rubyを習得できるおすすめのプログラミングスクール5選
関連記事Rubyを習得できるおすすめのプログラミングスクール5選

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