プログラマーの種類を7つに分けて解説!【向いている人・年収・需要など】
GeekSalonライターのたかぽんです。
この記事をお読みの方は下記のような悩みをお持ちではありませんか?
- プログラマーに興味あるけどどのような種類のプログラマーがあるのかわからない
- どのプログラマーに向いているのかわからない
- どのプログラマーに向いているのかわからない
この記事では数あるプログラマーの種類の中でメジャーなプログラマーの特徴や年収などについて解説していきます。
目次
プログラマーの種類を7つに分けて解説!
プログラマーといっても様々な種類があります。
今回は次のメジャーの7種類のプログラマーについて解説していきます。
- Webプログラマー
- ゲームプログラマー
- アプリケーションプログラマー
- 組み込み系プログラマー
- 汎用系システムプログラマー
- オープン系プログラマー
- 通信系プログラマー
それぞれのプログラマーの特徴、年収、使用言語なども紹介していきますので、自分の興味のあるプログラマーを見つけてみてください!
Webプログラマー
ショッピングサイトやWebアプリ・Webサイトを作成するのがWebプログラマーです。特にWebサイトは、会社や企業の顔と言われる時代になってきているので、Webサイトの需要は会社の数だけあります。
また、Webプログラマーには3つの種類があります。
- フロントエンド・・・Webデザインなど、ユーザーが見える部分の作成とする。
- バックエンド・・・サーバーやセキュリティなど、ユーザーが見えないが大事な部分の作成をする
- フルスタック・・・システム開発全般をする
年収
Webプログラマーの仕事の平均年収は約473万円です。
月額に換算すると38万円、初任給は21万円が相場のようです。
上流工程にいけばいくほど収入は上がる傾向があります。
(出典:求人ボックス)
使用言語
使用言語はRuby、PHP、Perl、Java、JavaScript、HTML/CSS(必須)などが使われます。
またWebプログラマーでも使う言語が異なってくる場合もあります。
- フロントエンド→HTML/CSS、JavaScript
- サーバーサイド、→Java、C++、Perl、Ruby、PHP、Python
- フルスタック→上記すべてが必要になってきます
- (※フロントエンドは3つ全て必要であるが、サーバーサイドはどれかの言語を使えれば良いです。)
おすすめな人
Webサイト作成に関わりたい人におすすめです。
またWebサイト作成の経験からほかのプログラマーのへ転職がしやすいので、転職を考えている人で一番最初に就く職としておすすめです。
さらに、需要が多く、独学もしやすい分野なのでフリーランスにもおすすめです。
職種 | 年収 | 使用言語 |
---|---|---|
Webプログラマー | 461万~ | Ruby,PHP,JavaScript,Java |
ゲーム系プログラマー
最近ではVRゲームの開発も数が増えています。
また、ゲーム系のプログラマーは、キャラクターやエフェクトのデザイナーや、声優、プロデューサーなどの人とも幅広く関わりを持つことができます。
ゲーム開発のときに、キャラクターの動きやオブジェクトの動きなどについて作り上げる必要があるので物理や数学などの知識が必要になってきます。
しかし、納期に間に合わせるためやバグ修正作業のために残業や徹夜を強いられることもあるため、忍耐力・精神力が問われるプログラマーの一つです。
年収
技術職の中でも専門職のため、平均年収も高めの516万円です。月給で換算すると41万円、初任給は23万円が相場のようです。
(出典:求人ボックス)
使用言語
使用言語はUnity、C++、C#、Swift、JavaScript、Rubyなどが挙げられます。
おすすめな人
ゲーム系プログラマーは、ゲームが大好きな人や、バグなどを見つけることがすきな人におすすめです。
また、動きやデザインなどにこだわり抜くことが多いので、普段こだわりがしっかりあって、こだわりを実現するため行動力がある人も向いています。
ゲーム開発はプロデューサーやディレクターなどを含めチームですすめていくものなので、他の種類のプログラマーと比較して人と接する機会が多いです。そのため人と関わることが好きな人にも向いています。
職種 | 年収 | 使用言語 |
---|---|---|
ゲーム系プログラマー | 487万~ | Unity、C++、C#、Swift |
アプリケーションプログラマー
アプリケーションプログラマーはパソコンやスマホにインストールするタイプのアプリを開発します。
LINEやYouTubeなどもアプリケーションプログラマーになることで開発することができます。
またパソコンにインストールせずに、最低限の機能だけ実装したWebアプリの開発も行います。
<アプリの種類>
- ネイティブアプリ:パソコンやスマホインストールするアプリ(LINEやTwitter、YouTubeなど)
- Webアプリ:Chrome やSafariなどのブラウザ上で利用するアプリ(Slackや、Googleドキュメント・スプレットシートなど)
年収
アプリケーションプログラマーの平均年収は558万円です。月給で換算すると46万円で、初任給は21万円程度が相場です。
使用言語
使用言語は、Java、C、C# 、Ruby、PHP、Swift、Kotlinが挙げられます。アプリによって言語は変わってきます。
- ネイティブアプリ→Java、Kotlin、Swift
- Webアプリ→Java、C#、Ruby、PHP
おすすめな人
アプリケーションプログラマーはユーザー目線でより使いやすいアプリを作ってみたいといった人に向いています。
一人一台スマホを持っているなか、アプリケーションは私達にとっても身近なものです。
今までの自身のユーザーとしての体験を生かして、このようなアプリがあったらいいな、このような機能をつけたらもっと便利だな、といったようなことを具現化できるのがアプリケーションプログラマーです。
職種 | 年収 | 使用言語 |
---|---|---|
アプリケーションプログラマー | 558万~ | Java、C#、Kotlin |
組み込み系プログラマー
家電などの電気製品を動かすためのプログラムを組みます。
最近話題になっている遠隔操作や自動機能を搭載できるIoT(Internet of Things)の開発もそれに含まれます。
組み込み系プログラマーには以下のような種類があります。
- 小型組み込み系
- 通信型組み込み系
- プラント型組み込み系
機械にシステムを組み込むので、ハードウェアとソフトウェア両方の知識が必要になってきます。
年収
組み込み系プログラマーの平均年収は603万円です。月給で換算すると、月給50万円です。
使用言語
使用する言語はC、C++、C# 、Javaが挙げられます。
おすすめな人
アプリケーションプログラマーと同じで、身近な機械にシステムを組み込むことができる仕事のため、自分のユーザー体験を活かしてよりユーザーニーズの高いものを作りたい人にむいています。
加えて、作業の正確性に自信のある人に向いています。
一般のシステムと違い、機械に組み込むため、誤作動など起こすと重大な事故などにつながる可能性があり安全で正確性の高いものが要求されます。
職種 | 年収 | 使用言語 |
---|---|---|
組み込み系プログラマー | 603万~ | C.C++,C#,Java |
汎用系システムプログラマー
オープン系プログラマーと対の仕事をしています。
金融や銀行など重要度の高いデータを扱うときに、一つのコンピュータにその情報を集約し処理させることで、より正確に安全に処理することができます。汎用型システムプログラマーはこのような他のコンピュータからシャットアウトさせたシステムを作ることを仕事としています。
非常に専門性が高いです。
年収
汎用型エンジニアの年収は500万円です。難易度が高く、エンジニアの数が少ないので、在籍年数によっては1300万円の年収を得られることもあります。
しかし、オープン系の普及とともに、汎用系プログラマーの需要が減少傾向にあるため、先行き不安です。
使用言語
使用言語としては、COBOLが主要です。
(※)COBOLというプログラミング言語って初めてきいた人が多いと思います。かなりマニアックな言語で、汎用性がそこまで高くないので、COBOLプログラマーの数は少なく、需要もさがりつつあります。
おすすめな人
汎用系プログラマーはシステム間のつながりを理解していないと設計が難しいため難易度の高いプログラマーの種類になっています。
金融機関のシステムを作ってみたい人や、堅実なシステムが好きな人におすすめです。
職種 | 年収 | 使用言語 |
---|---|---|
汎用系システムプログラマー | 500万~ | COBOL |
オープン系プログラマー
オープン系プログラマーは、汎用システムとは逆の手法のシステムを構築します。
社内で使う顧客データベースや、EXサイトなどに使われる、ネットワーク内の全てのパソコンがシステムにアクセスを行うことができるようなシステムです。また余談ですがこのようなシステムにおいて、管理権限などの設定が厄介だと言われています。
年収
オープン系プログラマーの平均年収は403万円です。月給換算すると33.5万円になります。
汎用型システムプログラマーとは対照的に、AI分析やIoT、自動制御システムなどとも相性がよく、今後需要が増えていく業界と言われているので、給与もそれに伴って上昇していくことが期待できます。(参考:転職会議)
使用言語
使用する言語は、C++、C#、PHP、Ruby、Python、JavaScriptです。
おすすめな人
システム関係の様々なサービスに興味がある人や、自動制御などシステムを日常に組み込んでみたいといった人におすすめです。
プログラマーの種類の中であまり名の知られていないものなので、人気なWebなどでなく、他の人とは違うことやってみたいいった人にもおすすめです。
職種 | 年収 | 使用言語 |
---|---|---|
オープン系プログラマー | 403万~ | C++、C#、PHP、Ruby、Python、JavaScript |
通信系プログラマー
ネットワークや、通信システム分野に特化したプログラマーです。
wi-fiやネットワーク接続システム、IP通信などのプログラム開発をしています。
DX化が進む中で、通信の発展スピードが早いため、情報の更新が早いです。そのため柔軟に対応していくことが求められます。
さらに、DX化に伴ってよりセキュリティが重視されるようになり、セキュリティ対応のできるエンジニアの需要も高いです。
年収
通信型エンジニアの年収は400万円です。月給で換算すると、33万円です。また年齢が上がるにつれて給与も上昇する傾向が強いです。
使用言語
使用する言語は、C、C++、Javaがメインとなります。
おすすめな人
情報更新の早い業界に身をおいて自分を磨きたい人や、通信サービスに興味がある人におすすめです。
また通信規約やプロトコルの専門的な知識が必要になってくるので、プログラミング以外の新しい技術や知識を学ぶことが苦にならない人にも向いています。
職種 | 年収 | 使用言語 |
---|---|---|
通信系プログラマー | 400万~ | C、C++、Java |
よく聞かれる質問
プログラマーとシステムエンジニア(SE)の違いは?
プログラマーは、指定された処理をするコードを書くことが仕事です。エンジニアは顧客と対話をして、顧客が満足するようなプロダクトの詳細を考える仕事をします。
キャリアの流れとしては、プログラマーとして経験を積み、全体像が見れるようになってきたらエンジニアにキャリアップするというような流れが多いです。
プログラマーの年収って意外と低い?
そんなことはないです。
ただ、プログラマーは、IT系キャリアの出発点の職になるので、他のIT職に比べて平均年収が少ないです。
※ITキャリアとは・・IT業界における昇進の流れのこと。
例)プログラマー→プロジェクトリーダー→ディレクター→プロジェクトマネージャー→ITコンサル
そして、下の図からもわかるようにIT職以外と一般大卒と比較すると年収は高いです。プログラマーも就活の一つの選択肢に入れてみるのもおすすめです。
年代 | プログラマー平均年収 | 一般大卒 平均年収 |
---|---|---|
20代 | 332万 | 291万 |
30代 | 400万 | 321万 |
まとめ
ここまでで、プログラマーの種類とその特徴などについて紹介してきました。興味のあるプログラマーはみつかりましたか?
これ以外にも様々なプログラマーの種類がありますので、興味があるプログラマーの種類やその派生などについて調べてみるのもおすすめです。
「プログラマーになりたい」「プログラミングについて学んでみたい」という人は、下記のコラムを参考にしてみてください。
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